駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行概要及び雑感

昨年10月に続いて、早くも2回目の開催となった井岡ジム主催の「チャンピオンズヒート」。10代〜20代前半の若手ホープたちに計画的なマッチメイクで実戦の機会を与え、ゆくゆくはタイトルマッチも……という事なのだろう。
今回の興行は実質上のダブルメイン。橋詰知明と宮崎亮の2人がそれぞれの現在の地位に見合った日本人選手を迎えて10回戦を行う。対戦相手はいずれもノーランカーながらチューンナップマッチと言うには手強い相手で、言ってみれば“日本ランキング挑戦前哨戦”と位置づけるべき試合だろう。その他、6回戦でもA級での活躍が楽しみな面々が揃い、目玉不在ながらプロモーターの意気込みが感じられる興行となった。
ただ、金曜の夜とはいえ19時試合開始で3時間以上の所要時間、そしてランカー不在の面々で最低立見5000円からのチケット料金設定は少々残念。身内中心の集客で採算を取り、出場選手のバリューを考慮して一般層への訴求は敢えて切り捨て、マニアには後日スカイAの中継を見てもらおうという事なのかも知れない。確かに理には適ったやり方ではあるのだが……


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。