第１部第５試合・Ｓバンタム級４回戦／●橋本毅[明石]（４Ｒ０分55秒ＴＫＯ）西田至孝[塚原京都]○

この試合はオープン戦。両者デビューの一戦。
１Ｒ。デビュー戦らしい、気持ちが前に出た攻撃偏重気味の手数合戦。西田が先手で圧力伴う手数攻勢でヒット連発。橋本はロープに詰まって苦しいが、西田の攻め疲れに乗じて反撃も見せた。
２Ｒ。西田は体力の回復が遅れて失速か。橋本が先手で手数攻めして試合をリード。しかし橋本もガードが甘くつまらない被弾が多く、両者の当て勘の良さも手伝ってヒット数の多い内容に。
３Ｒ。西田が体を浴びせつつ圧力、手数で攻めまくる。橋本は手数と戦意はなかなかだが、ガードが依然として甘く、後手に回ってはロープに詰められる苦しい時間帯が長い。
４Ｒ。西田がこのラウンドもアグレッシブにラッシュ。橋本の抵抗を突き破り、一方的な攻勢に出た所でレフェリーストップ。
ルーキーらしい乱打戦。西田は攻めの圧力強く、守備に回っても冷静。もう一戦見てから地力を判断したいが、今日はデビュー同士という点を差し引いても悪くない内容だった。
橋本は守備の甘さが足を引っ張り、アグレッシブな姿勢も空回り。相手の攻めに備えるためのガードと、相手の攻めに対応して守るブロッキングの区別をつける所から立て直して欲しい。