駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第4試合・Sフェザー級4回戦/○福岡孝太[明石](2R2分36秒KO)与久田哲二[仲里ATSUMI]●

両者戦績は福岡1勝(1KO)無敗、与久田1勝(0KO)無敗。
1R。福岡はアグレッシブに距離を詰めて手数攻め。与久田の相変わらず甘いガードを咎めてヒット数で大差。しかし与久田もロープ際で激しく抵抗してギリギリの所で踏ん張る。
2R。福岡の一方的攻勢。与久田の甘いガードの外へ中へと力任せに強打を打ち込み大差優勢。フラッシュ気味ながらダウンも奪う。与久田は窮地に陥っても戦意を失わなかったが、最後には心身共に力尽き、漸くというタイミングで松田主審が試合を止めた。
福岡が現時点での力量の差を見せ付けて圧勝。3勝選手から奪ったデビュー戦勝利は伊達ではなかった。やや一本調子な所が気掛かりだが、決定力もあるのは魅力的。地力把握にはあと一戦観たいところ。
与久田はハートの強さは素晴らしいが、守備力不足で被弾の山。最後はクリーンヒットを浴びに浴びて精根尽き果てた。