駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・Sバンタム級4回戦/○岩瀬徹也[SFマキ](1R2分21秒TKO)大恵幸義[新日本大阪]●

未勝利同士の対戦。岩瀬4敗、大恵3敗と負けが込んだ者同士の顔合わせとなった。岩瀬は06年4月以来約2年ぶりの試合、大恵は昨年7月以来の試合。
1R。大恵は左腕と肩が露骨に揺れる超テレフォンパンチの右ストレートを濫発。岩瀬は大恵の強引な出方に面食らった様子だったが、徐々にフック、アッパー、ストレートと迎撃。更に大恵が攻め疲れで自滅すると、すかさずクリーンヒットを連発してレフェリーストップを勝ち取った。
岩瀬は嬉しい初勝利・初KO。相手に恵まれ過ぎた感もあり、ジム会長にガッツポーズを自粛させられる一幕もあったが、今日の動きはデビュー4連敗の選手のそれではなかった。2年間のジムワークが実を結んだ結果と言えるだろう。今後も相手次第となるだろうが勝ち負けを繰り返せるはず。
大恵は攻めるだけ攻めて、バテたら何も出来なくなって1Rから棒立ち。パンチは露骨なテレフォンパンチと、これではボクシング以前の問題。以前から酷評せざるを得ないレベルの選手だったが、今回の試合振りは特に酷かった。