駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2008-03-23から1日間の記事一覧

興行全体の総括

前半戦は散漫な内容の試合もチラホラと見受けられ、会場の空気が暖まるまでに随分と時間がかかったが、第6試合のノックアウトを皮切りに試合内容がググッと良くなって、最終的には「熱戦続きの好内容」という印象の興行にまとまった。ただし、KO勝利の島…

第8試合・ウェルター級10回戦/●大崎丈二[ウォズ](判定1−2)二見広信[北陸イシマル]○

大崎は12勝(7KO)3敗2分の戦績でOPBFのSライト級8位。03年にデビュー。04年にライト級で新人王戦に挑むも西日本2回戦で敗退。しかし翌05年はSライト級にクラスを上げて再挑戦し、4KOを含む5連勝で全日本制覇を達成する。だがA級に昇格して迎えた06年…

第7試合・Sフェザー級8回戦/○木原和正[ウォズ](判定3−0)山下将臣[高砂]●

木原は7勝(4KO)無敗。日本Sフェザー級12位。05年末デビュー。2戦目が06年10月とブランクを作るが、2戦2勝で迎えた07年の新人王戦では5連勝でSフェザー級西軍代表となり、東日本代表の棄権により不戦勝ながら全日本タイトルと日本ランクを獲得した。今…

第6試合・Sバンタム級6回戦/○島田惇輝[明石](2R0分23秒KO)西澤辰彦[北陸イシマル]●

両者戦績は島田4勝(1KO)2敗2分、西澤4勝(2KO)1敗。島田は昨年の新人王戦で西日本ベスト4。再起戦で4勝目を挙げたが、前回昨年10月のB級緒戦では2R負傷ドローに終わった。西澤は昨年11月に4勝目を挙げてC級を卒業したばかり。 1R。島田がほぼ全…

第5試合・フェザー級契約ウェイト(56.0kg)6回戦/●永田浩司[ウォズ](判定1−2)松本一男[森岡]○

両者戦績は永田5勝(0KO)2敗1分、松本4勝(2KO)1敗でサウスポー。永田は昨年、西日本決勝まで進出したが真木大作[JM加古川]の前に1RKO負けを喫した。今回が再起戦。松本は昨年末に4勝目を挙げ、新人王戦ではなくB級昇格を選択。今回が初めての6回…

第4試合・Sフライ級6回戦/○山本幸史朗[ウォズ](判定3−0)堀江純平[大阪帝拳]●

両者戦績は山本4勝(1KO)4敗2分、堀江5勝(2KO)8敗。山本は06年の西日本新人王決勝以来3連敗中。前回は昨年10月、内海俊忠[姫路木下]に敗れた。堀江も06年から微妙な判定を落とし続けて4連敗中。 1R。山本が先手で手数を出して右ストレート中心にヒッ…

第3試合・Sバンタム級6回戦/○冨田聖登[ウォズ](判定3−0)岡田壮平[正拳]●

両者戦績は冨田4勝(1KO)3敗1分、岡田4勝(0KO)1敗1分。冨田は昨年10月に4勝目を挙げ、これがB級緒戦。岡田は昨年10月にB級緒戦を迎えたが、プロ初黒星を喫している。 1R。冨田が今日も前、前へ出て回転力活かした攻めを展開。顔面、ボディへ上手く…

第2試合・Sバンタム級4回戦/○岩瀬徹也[SFマキ](1R2分21秒TKO)大恵幸義[新日本大阪]●

未勝利同士の対戦。岩瀬4敗、大恵3敗と負けが込んだ者同士の顔合わせとなった。岩瀬は06年4月以来約2年ぶりの試合、大恵は昨年7月以来の試合。 1R。大恵は左腕と肩が露骨に揺れる超テレフォンパンチの右ストレートを濫発。岩瀬は大恵の強引な出方に面…

第1試合・バンタム級4回戦/○稲上聖真[ウォズ](判定3−0)内田崇文[森岡]●

この試合のみ新人王予選。両者戦績は稲上3勝(1KO)2敗1分、内田1勝(0KO)4敗。 1R。稲上は出入り細かくトリッキーなボクシング。独特のスタイルからフックなどを振り回すが、精度・威力とも今一つ。内田は主導権を奪われて苦しみ、迎撃を2度決めたが数…

興行の概要及び雑感

昨年は秋興行が未開催に終わったウォズジム主催の京都興行だが、今回漸く再開の運びとなった。昨年5月以来10ヶ月ぶりの開催という事になる。 今回は6回戦ボーイの試合が多数組まれた関係上、全8試合の総ラウンド数は50RとJBCルールの上限いっぱいに膨…