駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第6試合・Sバンタム級6回戦/○島田惇輝[明石](2R0分23秒KO)西澤辰彦[北陸イシマル]●

両者戦績は島田4勝(1KO)2敗2分、西澤4勝(2KO)1敗。島田は昨年の新人王戦で西日本ベスト4。再起戦で4勝目を挙げたが、前回昨年10月のB級緒戦では2R負傷ドローに終わった。西澤は昨年11月に4勝目を挙げてC級を卒業したばかり。
1R。島田がほぼ全ての時間でイニシアティブを取り、得意の右ストレート、左フック中心にヒットを連発。西澤も好タイミングで反撃したが、島田の威力あるパンチに押される形で打ち負けた。
2R。ラウンド開始早々から島田が攻勢。右ストレートのクリーンヒットで西澤はヒザを折ってストンと腰を落とすダウン。すぐに立ち上がった西澤だが、完全に足にキておりフラつきが止まらない。大黒主審は確信を持って10カウントまで数えてKO裁定。
島田が短時間で成長の跡を見せ付けて完勝。右ストレートの威力十分、見事なノックアウトでB級初勝利を飾った。これならすぐにB級卒業出来そうだ。
西澤は反撃・迎撃のタイミングは合っていたが、ハンドスピードと威力で劣る分、ジリ貧に陥ってしまった。1Rから自分が与えるダメージ以上の痛手を浴び続け、2R早々に仕留められた。今日の所は地力負け。