駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部総括

新型グローブ効果か、7試合中4試合がKO決着、残る3試合のうち2試合でダウンシーンがあるなど、見応え十分の好内容となった。所要時間も2時間半で収まり、実に理想的な興行と言えるだろう。
好パフォーマンスの選手は、セミで凄みすら漂わせる戦い振りでタフな相手を圧倒した堀川が首席。笑顔で殴り合う悦びを露わにしつつ、日本ランカー狩りに成功した森下がそれに続く。顔面を大きく腫らせながらもフルラウンド奮闘した野口の頑張りも特筆しておきたい。
対照的に、ホームで戦ったはずの大鵬ジム勢は0勝4敗1分と散々な成績。特にメインで惨敗した川波は動きそのものも本調子には程遠く、スランプの深刻さを浮き彫りにしてしまった。たとえ敗れるにせよ、せめて日本ランカーらしい所を見せて欲しかったのだが……