駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部「ダイナミックボクシング」(進光主催)概要&雑感

夜の部は、これまで毎年4月の平日に府立第二に開催されて来た進光ジムの定例興行。かつては所属選手VS東南アジア人の構図が目立ったこのジムの興行だが、昨年9月の前回興行からオール日本人のマッチメイクに一新。今回も全18選手全てが西日本地区所属である。この推移には諸々の事情が絡んでいるのだろうが、混じり気の無い真剣勝負を歓迎せぬ手は無い。
メインの8回戦は、3月のIMPホール・正拳ジム興行で両選手マイクアピールによる“舌戦”を繰り広げた、進光ジム中量級エース・鈴木哲也と福森智史[正拳]の対戦。日本1位とノーランカーの組み合わせながら、関西在住のマニアの注目度は極めて高い一戦である。セミの6回戦では06年秋の日本Sウェルター級王座決定戦以来、心身のコンディション不良で1年半のブランクを作った松元慎介の再起戦。相手はまだB級の丸野琢哉[守口東郷]だが、丸野は意外性のある選手だけに油断は出来ない。こちらも知る人ぞ知る好カードである。
前座では新人王予選2試合も併せて行われる。注目はミドル級の最有力候補・庄司卓司[大星森垣]の戦い振りだ。