駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第1試合・Sバンタム級4回戦/○河本貴至[井岡](2R0分54秒TKO)梅本光[倉敷守安]●

両者戦績は河本2勝(2KO)無敗、梅本3勝(0KO)無敗1分。
1R。中間距離、梅本が先手でジャブ起点に強打を狙うが間合いが合わない。河本もジャブから強打を狙うが、こちらは手数が少なめ。梅本が軽打中心ながら手を出し続けて主導権は確保か。
2R。このラウンドも梅本ペースだが、河本は決定的な被弾を避けながら狙いを定め、至近距離から右のカウンター一閃! 梅本はゴロリと倒れる完全なダウン、何とか立ち上がるもカウントアウトされた。
河本が強敵打倒に成功。やや模範的な型を気にし過ぎな所あって手数が不足気味となり、後手に回って苦しい展開になったが、その中で僅かなチャンスを見逃さなかった。これで3連続KOとなり、決定力は魅力だが、試合の全場面を支配する力は未だ無く、勇ましい戦績に見合った地力があるかどうかは?
梅本は手数でリードしたが、パンチ力に欠ける所が災いしたか。また、カウンター中心の戦型の選手ゆえ、自発的な攻撃を求められて戸惑った所もあったか。