駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・Sフェザー級契約ウェイト(57.5kg)4回戦/●毛利哲也[エディ](3R1分30秒KO)ミッキー高山[進光]○

共に未勝利の両者、戦績は毛利が1敗2分、高山が4敗。毛利は今年3月、4月と連続ドロー。高山は今年3月の試合で優勢に立ちながらも打たれ弱さが出て逆転負けを喫した。
1R。ロング〜ミドルレンジで睨み合いつつ、単発強打の打ち合い。高山が先手で攻めてリードするが、毛利も空振り少ないフック中心の反撃で小差〜微差に食い止める。
2R。このラウンドもミドルレンジ中心に打撃戦。相撃ちが目立つが、打ち勝つシーンが多いのは高山。左カウンターのクリーンヒットからロープへ詰めての猛攻で十分な見せ場を作る。しかし高山はそこから詰め切れず、10-9を勝ち取ったのみ。
3R。このラウンドも打ち合い。高山が強打合戦の中で1発喰っては2発返すペースで優位に持ち込み、連打から左フックで突き倒してノックダウン。再開後も、このラウンドはよく攻めてレフェリーストップを勝ち取った。
高山、悲願の初勝利。スピード、技術いずれも未勝利4連敗している選手の水準ではなく、1勝クラスの相手ならもう一丁いけそう。
毛利は慎重な狙い撃ちでヒット数を稼ごうとしたが、微妙な守備力と攻撃精度の差でジリ貧状態に陥った。もっと強引に攻めても良かったかも知れない。