駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

週末の連日昼夜興行、2日目の会場は御馴染みのIMPホール。昼の部には大鵬ジムの定例興行、夜の部は正拳ジムの若手育成興行『拳王への道』に、他ジムからA級選手がゲスト参戦する変則興行が、それぞれ行われる。昼夜合わせて14試合・計86Rと、掛け持ち観戦もさほど苦にならないボリュームに収まったのではないだろうか。
昼夜通じて一番注目カードは、やはり小松則幸が進退を賭けて臨む、世界ランカーへのチャレンジマッチという事になるだろう。近況全く冴えない中で、敢えて強敵を呼んで来るという辺りに“タイムリミット”の迫った、このベテラン選手の覚悟の程が窺える。不安と期待が相半ば……という表現でも楽観が過ぎると思われるこのリスキーな試合、その行く末はどうなることか。
なお、この日は香川でも興行が行われた関係上、人員不足を補うために中日本地区から審判員の派遣を受けた。村瀬、堺谷、石川の3氏は中日本所属の審判員である。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。