駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

 ライト級

決勝進出者&今期戦績

  • 柳瀬達也[エディ] 2勝(0KO)無敗 サウスポー 
    • 西日本1回戦 シードのため不戦勝
    • 西日本準決勝 VS塚元斗夢[六島]○(判定3−0/40-36.40-37.40-37)
  • 人見真太郎[大鵬] 3勝(2KO)3敗 
    • 西日本1回戦 シードのため不戦勝
    • 西日本準決勝 VS歳岡啓輔[正拳]○(1R0分37秒KO)

試合展望

ライト級は6人参加と寂しい顔触れ。ここまでの4試合の内容も決してお世辞にも充実しているとは言い難く、機が熟せぬまま西日本決勝の日がやって来た……という感。
柳瀬の準決勝は膠着気味の泥仕合に甘んじた。単発気味のワン・ツーとフックでヒット数を稼いで判定はフルマークとなったが、キャリア不足を露呈する形となってしまった。対する人見は僅か37秒で2ノックダウンの完勝。昨年からスピード面で急成長を見せていた反面、試合運びの拙さや決定力不足も見え隠れしていただけに、この秒殺劇には驚かされた。本格的に素質開花となれば、西軍代表戦以降にも望みが繋がる。
さて決勝の展望だが、地力とキャリアで大きく上回る人見がスピード優位を活かして距離と主導権を支配し、一方的な展開に持ち込みそう。柳瀬は泥仕合に持ち込んでパワーを活かしたいが、ハンドスピードでも差が有り、打ち合いでも不利が否めない。「人見絶対有利」の形勢をひっくり返す秘策は果たしてあるのだろうか?