駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第2試合・バンタム級4回戦/○山本隆寛[尼崎](2R1分25秒TKO)森永真一[新日本大阪]●

両者デビューの一戦。
1R。ロング〜ミドルレンジ打撃戦。体格で勝る山本が強打一辺倒の猛攻。左ボディ→右のコンビが機能している。森永はフライ級ぐらいの体格で、パワー不足明らか。
2R。このラウンドも山本のパワー攻勢が迫力十分。森永も山本のアゴが上がり気味のところを狙うが、最後は強打攻勢で圧倒されてしまった。山本の堂々たるTKO勝利。
山本がデビュー戦をパワー攻勢で飾った。強打中心で力任せの印象強く、まだガードの低さなども目に付くが、いかにもプロ向きの選手。今後は経験と技術をじっくり蓄えて、再来年の新人王戦を目標に頑張ってもらいたい。
森永は体格が一回り以上小さく、パワーで持っていかれてしまった。長所らしい長所をアピール出来ず、むしろ守備難を露呈して地力不足を曝け出してしまった。