駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行の概要および雑感

3月に続き、今年2度目となる京都・ウォズジム主催興行。地理的事情などで人材資源が限られる中、地元の会場で地元選手中心の興行にこだわるプロモーターの努力は買いたいところ。これに応える形で、客を呼べる選手が京都から続々と登場すれば言う事が無いのだが。
さて、全8試合計46Rで行われる今回興行のメインは、西日本のマニア注目の07年度新人王対決。ウォズジムの若手筆頭・木原和正が、地上波のバラエティ番組でも御馴染みの村澤光[尼崎]のチャレンジを受けて立つ8回戦だ。村澤は昨年まで2階級下で戦っていたノーランカーとはいえ、センスと勝負強さは業界内外で高く評価されている好素材。この試合は村澤にとっては勿論、木原にとっても“格下”相手ながら今後の競技人生を占う重要な試練の場となることだろう。
セミには元東洋・日本ランカー大崎丈二[ウォズ]が、かつて大苦戦を強いられた土居裕介[塚原京都]とケジメの再戦に臨む。再浮上へ向けて、明確な形での勝利が欲しい。セミ前には西日本の女子部門エース格・夛田悦子[フュチュール]が出場。またしても実力に差のあるタイ人が相手になってしまったが、実績を積んで来るべき世界獲りのチャンスに備えたい。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。
※女子は1R2分で行われています。