駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

西日本地区のボクシング興行としては10/5京都以来20日ぶりの開催。11・12月には興行ラッシュが待ち受けており、その反動が先に来ている形。プロモーターの思惑が絡んでのアンバランスさだが、ボクシング漬けの生活を送っている筆者にとって、この3週間弱の空白は不思議な感覚であった(笑)。
さて、その沈黙を破る今回の昼夜興行、試合数は2興行合わせて計11試合・70Rと控えめなボリュームに。普段の感覚で言えば1興行半といったところか。これには中止となった試合が相次いだという事情ゆえ仕方ないが、とはいえ夜の部(5試合計26R)はJBCの規定ラウンド数も下回っており、「小さな興行」主義者である筆者も、流石にこれには物足りなさが否めなかった。
やはり客の立場からすると、観戦するかどうか決める際にチケット代の費用対効果を気にするのは当たり前の事だし、かといって試合数・ラウンド数に試合内容やその期待値が伴わなければ「安かろう・不味かろう」に陥ってしまう。そしてバランスを考えたマッチメイクを企画しても、選手の怪我や減量失敗で台無しになってしまう。なんとまぁ難儀な話であることか。
ただ、そういう不安定さ・不確定さは最初から承知の話であるのだから、せめて雑誌等媒体での試合カードが発表された後の選手・ジム責任の欠場・試合中止は、もっと減らせるように努力・留意してもらいたいところだ。欠場ペナルティの違約金は観客には一銭も還元されないのだから。

※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。