メインは激闘タイプの村澤が挑んだ大乱打戦を、木原が正面から受け止めて跳ね返して完勝。ランカーの風格さえ窺わせる好ファイトで、来年以降の飛躍を予感させた。敗れた村澤は今一度自己の身体能力とファイトスタイルの適性を根本的に見直す必要がありそうだ。
セミは大崎が相性の悪い相手をどうにか退けるも、以前からの課題である「客席を沸かせる試合」には今一歩。セミ前もミスマッチで盛り上がる前に終了と、興行全体の印象的にはメイン１試合に救われた感が強い。
前座で目に付いたのは第２試合に出場した森田。デビュー３戦目で完全に大化けし、これまでの悪印象を払拭した。このまま伸びれば来年の新人王戦は上位進出も狙えそう。
