駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部・ドラマチックボクシング(大阪帝拳主催)概要&雑感

昼の部はIMPホール興行の幹事役・大阪帝拳ジムの主催興行。ノーテレビゆえに「第○回」の表示は無いが、10回戦3試合となかなか気合の入ったマッチメイクが為された。
メインは、西日本軽量級の世界ランカー2人、国重隆[大阪帝拳]と金光佑治[六島]の対戦。国重の世界挑戦のために延期されていた試合だが、開催時期が秋にズレ込んだことで、事実上の次期日本ライトフライ級王座の挑戦者決定戦という重要な位置づけの一戦となった。共に世界ランカーでありながら全国区での実績には乏しい存在に甘んじているだけに、ここを足掛かりに飛躍してゆきたいところだ。
セミにはプロ無敗の日本ランカー・高瀬司[大阪帝拳]が、東京でも幅広く活躍する日高慎一[尼崎]の挑戦を受けるランキングマッチ。厳しいマッチメイクの中でランキングを守りながら地力をつけつつある高瀬が、この曲者を相手にどう立ち回るか……という試合だ。また前座では、来年度の新人王有力候補同士の対決が期せずして実現した第1試合に注目したい。