駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1試合・Sフライ級契約ウェイト(51.5kg)4回戦/●イトウシュンペイ[ワイルドビート](2R2分34秒TKO)横山集[明石]○

両者戦績はイトウが未勝利2敗、横山1勝(0KO)3敗。イトウは今年の6月、9月に連敗。横山も今年は3月の新人王戦緒戦で敗退、9月も再起失敗して連敗している。
1R。イトウは足を使いながらジャブ中心だが、ガードががガラ空きで動きも硬い。横山のジャブ、ストレートに全く反応出来ない。横山はやや慎重な攻め。それでもヒット、有効打を稼いで大差リード。
2R。このラウンドも同様の展開。アグレッシブなのはイトウだが、ヒットは全て横山。イトウは攻撃の精度も悪く、ラウンド終盤いワン・ツー、アッパーとマトモに喰ったところで止められた。
横山は慎重な立ち回りで、地力の差を試合結果に繋げた。これで漸くの連敗ストップ。持ち前の回転力のある連打を考えれば、勝率はもう少し改善されてよい。
イトウは攻守共にプロでは厳しい水準。リング上の姿を客席から見ているとヒヤヒヤしてしまう。地力をつけなければ、これ以上無理をさせるのは身体が危ない。