駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

平日の府立第二というシチュエーションで年3回の定例興行を打つハラダジム、これが今年の3回目である。
上原誠→高山剛志と引き継がれたメインイベンターの座を襲って丸1年が経過した馬野晃だが、今回は日本ランカーとしての緒戦という大事な局面を迎えた。相手の松原章訓[倉敷守安]は今回がA級2戦目・未勝利のノーランカー。日本ランカーとの直接対決の経験がないままランカーとなった馬野にとっては、勝ち負けは勿論のことランカーに相応しい内容が求められる一戦となる。
セミ格の6回戦2試合では、佐藤裕樹[ハラダ]、湯川翔太[江坂]という今期新人王戦の有力候補たちが再起戦を行う。相手はいずれもキャリア十分の実績上位選手で、“新人部門”を卒業した彼らが“一般部門”で戦えるかどうかの試金石的なマッチメイクと言えよう。その他、前座では来年度の新人王戦出場を目指すルーキーを中心とする4回戦が5試合。全8試合計42Rのボリュームは、平日の興行としては極めて標準的。興行の成否は純粋に選手たちの奮闘如何に委ねられた形である。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。