駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

西日本のボクシング界は、これから年明けからの“シーズンオフ”を前に駆け込みの興行ラッシュ。何も師も奔走する年の瀬に興行を連発しなくても……と思うのだが、やはり年明けすぐに興行では、年末年始も練習や減量を休めない状況になってしまうため、色々と宜しくないのかも知れない*1
そんな繁忙期の真っ只中、クリスマスイブを前日に控えた天皇誕生日の夜、日本ミドル級タイトルマッチをメインとする進光ジム興行が府立第2で開催された。スカイAの録画中継に加えて東京では同時刻に内藤大助の防衛戦が開催されているという集客の難しい条件ながら、興行後半からはほぼフルハウスの盛況となり、関係者の努力が実った形となった。
メインは先述の通り、江口啓二[姫路木下]の日本ミドル級タイトルに、今や進光ジムのエースとなった鈴木哲也が挑戦するタイトルマッチ。OPBF奪取失敗後の再起戦という条件にも関わらず、江口有利の下馬評を、鈴木が覆す事が出来るかどうか。また、セミには再度のタイトル戦線浮上を目指す松元慎介[進光]が細川貴之[六島]の挑戦を受けるランキング戦が組まれた。全8試合計48Rと、ボリュームもなかなか。2日前に5時間興行を経験した身としては、何試合かは爽快なKO決着が欲しいところだが。
なお、この日は四国でも興行が行われており、人員補充のために東日本地区より杉山、中村の両レフェリー、中日本地区より村瀬レフェリーが応援派遣されている。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。

*1:あとは新人王戦を控えた4回戦ボーイの試合を組めるのが12月までという関係もあるか?