駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部・「The 3rd GTカーニバル」(Gツダジム主催)概要&雑感

夜の部は、グリーンツダジムの主催興行。新体制での再スタートから1年も経たない内に3度目の自主興行開催に漕ぎ着ける辺りは、さすがに名門の底力といったところか。
今回の主役は、小松則幸本田秀伸の日本ランカー両名。メインを張る小松は、元IBFミニマム級王者のラタナポン・ソー・ウォラピン[タイ国]と対戦。ラタナポンが直前の試合で敗れ、世界ランクから脱落してしまったため、勝っても即世界ランク復帰とはいかなくなってしまったが、ここをステップにして再度の世界挑戦へ望みを繋ぎたい所だ。そして、セミで10ヶ月ぶりの再起戦を戦う本田は、長期ブランク明けて2戦目の太田垣雅之[オール]が相手。ノーランカーが相手ゆえに内容の伴う明確な結果が望まれる。
そして前座では、かつて15歳にしてタイ国でプロデビューを果たしたキャリアのある奥本貴之の、改めてJBCのプロテストを受けての日本デビュー戦が行われる。相手は昨年度フライ級中日本新人王で、西軍代表まであと一歩にまで迫った田中飛依[緑]。初陣の相手としては相当手強いこの田中を相手に、評判通りの実力が発揮出来るかどうかが注目されている。この他、B・C級4試合が組まれており、全8試合計46Rと、こちらもかなりのボリュームである。