駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

「To the Future 〜未来へ〜 Vol.04」(フュチュール主催)概要

西日本唯一の女子専門ボクシングジム・フュチュールジムの主催興行も早4回目を迎える。地元京都に適した開催地が少ないためか、千里中央の読売文化センター大ホールを常打ち会場に地道な活動を続けている。
今回のメインはWBA女子ミニマム級タイトルマッチ。多田悦子が下部団体王者のヤニ・ゴーギャットジム[タイ国]を相手に行う初防衛戦である。王座奪取の試合は府立第一で行われた名城信男防衛戦のセミとして行われたため、多田にとってこれが凱旋試合。これまで千里中央ではチューンナップ試合しか行えていないだけに、千里中央のお客さんに初めて見せるガチ試合という事になる。相手の素性や実力の程は詳細不明だが、せっかくの大舞台、そのタイトルに相応しいレベルの好勝負を期待したい。
この他、セミ格には西日本女子ボクシング界が誇る実力派の2人・真道ゴー[クラトキ]と秋田屋まさえ[ワイルドビート]が出場する2試合が組まれている。両者ともOPBFランキングにも登載され、いよいよタイトル挑戦が視野に入って来ている。落とせない、凡戦では終わらせられない試合が今後続いていく事だろう。試合は全8試合・計44R。うち6試合が女子の試合である。