駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-04-10から1日間の記事一覧

興行全体の総括

セミファイナルまでマズマズの内容でまとまりかけた所を、メインの中川が全てをぶち壊しにした。かつて日本タイトルにも挑戦した元ランカーとあろう者が、1階級下のタイ国王者を相手に10R逃げ回り、勝手にスタミナロスしてヨレヨレになった挙句に少差ポイ…

第8試合・ライト級契約ウェイト(59.8kg)10回戦/○中川知則[進光](判定3−0)ムアンファーレック・ギャット・ヴィチアン●

メインは昨夏の手痛い敗戦で日本ランクから転落した中川の再起戦。 その中川は13勝(4KO)5敗4分の戦績。04年5月には本望信人[角海老宝石]が保持していた日本Sフェザー級タイトルに挑戦するも判定0−3で完敗。その後はSライト級に転級して、日本下位ラン…

第7試合・Sウェルター級10回戦/○松元慎介[進光](4R1分27秒TKO)ゲンカート・チュワタナ[タイ国]●

セミ、メインは新光ジムの主力選手2人がタイ人を相手にした調整戦。ヨシヤマジムの興行でもたまにあるが、こういう試合構成は選手の身内以外は一気にボルテージが下がるので勘弁してもらいたいのが本音。 松元は11勝(2KO)2敗1分の戦績で、03年度の新人王…

第6試合・フェザー級契約ウェイト(56kg)8回戦/●北原久己[進光](5R2分35秒TKO)堀川昌憲[千里馬神戸]○

セミ前は、北原36歳、堀川32歳と30代同士の対決となった。 96年デビューの北原は途中2度の5連敗を挟みながら地道に勝ち星を積んでA級まで辿り着いた苦労人。戦績は8勝(6KO)17敗。現在まで4連敗中で、3度目の5連敗は何とか避けたいところだが…… 対する…

第5試合・Sフライ級4回戦/●菅原光昭[アポロ](4R0分15秒TKO)三浦章吾[神拳阪神]○

菅原はこの日がデビュー戦、三浦は昨年12/25のデビュー戦で、5戦5敗だった源甲斐幸三[Gツダ]に初白星を献上して1戦1敗の戦績。 1R。菅原、非力ながらもハンドスピード十分のジャブを連発し手数、ヒット数を稼ぐ。しかしやや臆しているのか踏み込みが…

第4試合・Sフェザー級4回戦/●高山剛志[進光](判定0−2)出口優[大阪帝拳]○

この試合も両者デビュー戦。高山はハラダジム所属のA級選手と同姓同名だが、勿論別人。 1R。出口は追い足を使いながら前、前へと圧力をかけてゆき、右ストレートを2発クリーンヒット。高山は後退しつつもワン・ツーで手数稼ぐが、殆どは出口にガードされ…

第3試合・ウェルター級4回戦/○国本陽生[進光](1R1分36秒TKO)種村温[アポロ]●

この試合は両者デビュー戦。 1R。国本、デビュー戦にしては、サウスポースタイルの構えがなかなかサマになっている。この国本がワン・ツー中心の攻めを放つと、ムエタイ上がりのタイ人選手のような高く緩いガードの種村は全く防御出来ず、右フック、左スト…

第2試合・Sフライ級4回戦/●松下和樹[アポロ](判定0−2)西圭太[ハラダ]○

両者戦績は、松下は1勝(0KO)2敗、西はこの日がデビュー戦。松下は04年デビューから連敗後、昨年9月に初勝利を挙げて以来のリング。 1R。松下はアウトボクサー型で、ジャブで距離を取りながら左右のフックに繋げる戦法だが、その肝心の距離感に乏しく決…

第1試合・ミドル級4回戦/○鳥居文彦[進光](判定3−0)小倉雅弘[神拳阪神]●

新人王トーナメント・ミドル級の2回戦(両者1回戦シードの初戦)。勝った方が4/9勝者の福森智史[正拳]と対戦する。 両者戦績だが、鳥居はこの日がデビュー戦(ウェルター級以上では、デビュー前選手のエントリーが可能)、小倉が未勝利5敗2分。詳細はト…

ダイナミックボクシング(進光ジム主催興行)

毎年春と秋の2回、主に平日の府立第2で開催される、進光ジムの主催興行。この日は中川知則と松本慎介がタイ人を相手に10回戦を戦う2試合がメインとセミ。前座で新人王予選、セミ前には大ベテラン北原久己と堀川昌憲[千里馬神戸]の30代対決などがあるが、…