2007-07-08から1日間の記事一覧
好勝負が期待されたカードが、実際に期待通りの内容となる確率は意外と低いのだが、脇本×村澤戦は非常に稀な「期待以上の名勝負」となった。勝った村澤は当然後楽園での全日本制覇を、惜しくも敗れた脇本も捲土重来を期し、失地挽回に励んでもらいたい。 そ…
両者戦績は水本3勝(0KO)無敗、橋野1勝(0KO)5敗1分。 1R。水本が先手で若干粗いが手数攻めで攻勢。左ボディなど有効打を上下に打ち分けて数的大差優勢。橋野は単発気味の強打で反撃も、ナチュラルなウェルター級相手には自慢のパンチ力も通用しない印象…
両者戦績は張飛2勝(1KO)4敗、川人3勝(2KO)1敗2分。 1R。張飛が前のめりになりながらも、先手でボディ中心に手数をまとめて打ち込んで数的優勢、主導権も奪取。川人はカウンターでヒットを奪うが守勢。後手後手に回ってリズムに乗れなかった。 2R。…
両者戦績は瀧波3勝(3KO)1敗、渡場4勝(2KO)無敗。 1R。ショートレンジ、激しくもテクニカルな打撃戦。ラウンドは渡場が攻守でペースを握っていたが、後半からは徐々に瀧波の連打が力強く決まり始めて互角以上に挽回。 2R。クロスレンジ乱打戦。瀧波が…
両者戦績は大木5勝(1KO)2敗、平尾3勝(1KO)3敗。 1R。平尾がアグレッシブに先手を獲るが、大木は落ち着いたディフェンスでこの攻勢を捌くと、ショート連打から右ストレート有効打で逆襲。平尾もショートアッパーなどで反撃するも、大木も再び連打をまと…
両者戦績は川島3勝(2KO)無敗、永田4勝(0KO)1敗2分。 1R。永田がアグレッシブに圧力をかけ、パワフルな強振。しかし川島はラウンド中盤あたりからこれにボディワーク、ガードで対応し、細かく迎撃して優勢に立つ。永田は攻勢点でどこまでジャッジにアピ…
さて本日、そして今期西日本トーナメントを通じての大一番。両者の戦績は脇本5勝(3KO)無敗、村澤3勝(1KO)無敗と共に負け無し。 1R。鋭いジャブの差し合いで主導権を探り合う攻防で幕開けだが、ここは脇本が一日の長で打ち勝ち、この先制で主導権も手繰り…
両者戦績は高橋3勝(2KO)3敗1分、安藤3勝(0KO)無敗。 1R。ロングレンジから出入り激しい接近戦。高橋が得意の左フックで先制し、次々と上下に追加弾を浴びせて明確なリードを築く。安藤も得意の右を狙うが、距離とペースがズレた状態で不発に終わり逆に…
両者戦績は加藤6勝(0KO)1敗1分、冨田3勝(1KO)2敗1分。 1R。冨田がアグレッシブに圧力かけ、フック中心に手数攻勢。これに対応しきれない加藤に先制打を浴びせる。加藤は冨田の隙をつくストレートでヒット数逆転を果たすが、終始受身になってしまった…
両者戦績は高橋4勝(1KO)無敗、長野2勝(1KO)3敗1分。 1R。細かくステップ踏みつつフェイント駆使するアウトボクサー対決の様相。互いのジャブを見切りつつ、慎重に攻め合う神経戦。細かいヒット数で長野は僅差リードするが、互角の範疇。 2R。このラ…
両者戦績は松村3勝(2KO)2敗1分、中澤4勝(1KO)2敗1分。 1R。中澤はアウトボクシングを志向するが、距離が合わずに手数が出ない。松村は度々頭から突っ込んで激しく抵抗するが、強引な突進で不発。全く見合わない展開の中、松村の少々乱暴なアグレッシ…
両者戦績は濱口2勝(1KO)無敗1分、山口3勝(2KO)1敗1分。昨年10/9に行われてドローとなった試合の再戦。前回は激しい打撃戦でミニマム級とは思えぬド迫力の攻防戦となったが、今回は……? 1R。またも激しい打撃戦で幕が開く。濱口が左トリプルなどの出色…
夜の部も昼の部同様にミニマム級からウェルター級までの11階級で準決勝戦が行われる。1試合終わるごとに決勝のカードが確定してゆく時の高揚感は何度体験しても良いものだ。 こちらの夜の部では実力拮抗で勝敗の行方が一際興味深いカードが揃ったが、注目カ…
昼の部は実質格下選手の健闘が随分光ったが、ほぼ全ての試合で有力候補選手が決勝進出を決めた。中でも試合内容が充実していた選手は、完全に素質が花開いた感のあるSフェザー級の木原、そして長年の苦労が実を結びつつある名越の両選手か。共にもどかしい…
近藤はこの試合がデビュー戦。大原は2勝(1KO)2敗の戦績。 1R。大原は圧力かけつつストレート、フック中心の攻めだが命中率が低く、手数と攻勢点のみの優勢に留まる。近藤は的外れのショートフックを振り回すだけで終始守勢。低調な内容の3分間。 2R…
両者戦績は高瀬4勝(0KO)1敗、石橋3勝(1KO)2敗。 1R。両者消極的なシーンが目立ち、ロースコアの展開。高瀬は今日もロープを背負うと無抵抗で相手を誘い入れては被弾する不可解な戦術に終始。石橋はサンドバッグ打ちのような手数稼ぎで優勢に。高瀬は時…
両者戦績は長島3勝(3KO)3敗、竹中5勝(2KO)2敗。 1R。長島はラウンド序盤からアッパー、ストレート中心の強振で大攻勢。竹中はガードを固めてカウンター狙うが、守勢の時間が長い。それでも終盤に右フックをカウンターで決めてワンパンチ・ノックダウン…
両者戦績は谷野4勝(0KO)2敗2分、木原3勝(2KO)無敗。 1R。谷野はアグレッシブも精度低い攻めで隙が大きい。木原が左で強引攻めて谷野をグラつかせて主導権を奪うと、左スマッシュ中心に連打を打ち込んでクリーンヒットを連発。TKO寸前の状況になるも…
両者戦績は真木5勝(4KO)無敗、吉岡3勝(1KO)無敗。 1R。吉岡がいきなりのラッシュ敢行。右ストレートがクリーンヒットして真木はダウン寸前の大ピンチに陥るが、この窮地をクリンチで凌ぎ、ラウンド後半からは左アッパー、右ストレートをクリーンヒット、…
両者戦績は寄川3勝(1KO)無敗1分、森本5勝(0KO)1敗1分。 1R。寄川が先手でラッシュ。ワン・ツー連打にボディアッパーを繰り出し、命中率こそ今一つだが手数では大差優勢。森本はラウンド中盤から挽回し、手数豊富に応戦。ガードも手堅く決定打を許さな…
両者戦績は名越3勝(1KO)3敗3分、安本5勝(3KO)4敗1分。 1R。安本がラウンド序盤、鋭いリードジャブで主導権を奪い、手数でも優勢。名越はこれを手堅くガードで捌き、右ストレートでヒットを重ねて対抗する。安本は終盤に右を有効打して内容をまとめた…
両者戦績は小林2勝(1KO)1敗2分、藤尾3勝(1KO)1敗。 1R。藤尾は長いリーチ活かしたアッパー、フック中心の攻め。小林の堅守をなかなか崩せなかったが上下に打ち分けてヒットを奪う。小林はガードしておいての左ストレート、フックで再三有効打、ヒット…
両者戦績は吉田3勝(2KO)無敗1分、宮村3勝(2KO)3敗3分。この試合は12/2に行われ、ドローに終わったオープン戦の再戦。 1R。宮村はフェイントかけてタイミング計りつつ、懐に飛び込んで行こうとするが、吉田はジャブ、ストレートにステップワークを組み…
両者戦績は山中1勝(1KO)1敗、浮田4勝(3KO)3敗1分。 1R。山中が試合開始直後からアグレッシブに手数を出し、ショート左右連打でヒット数先行。浮田はラウンド後半から右ストレートの距離が合い始めて逆襲開始。ヒット数と主導権支配でも一気に挽回して…
両者戦績は奥4勝(1KO)2敗、町田4勝(1KO)1敗。昨年の新人王戦でも同一カードがあり、その時は町田がダウンを奪いながらも追い上げられて判定で辛勝という結果であった。 1R。奥がアグレッシブに出ると、町田はこれを捌きつつ右中心に迎撃。町田は左フッ…
この日は、各階級いずれも昼と夜で1試合ずつ行われるプログラム。つまりは第1試合のミニマム級から順番に階級が上がっていって、最終の第11試合ではウェルター級が行われるというシステムである。この構成は、観客側にとっても、決勝での対戦相手を研究し…
今年の西日本新人王トーナメントもいよいよ佳境、準決勝の集中開催日である。既に決勝進出者が決まっているミドル級を除いた11階級・計22試合88Rが昼夜興行の形で一気に消化された。 会場のIMPホールは南側ステージを封鎖した仕様ながら、ピーク時で客席…