2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧
正拳ジムがプロデュースする企画興行“SEIKEN”。これまでにもリベンジマッチ・再戦限定興行や、ジム対抗戦、プロデビュー戦ばかりを集めた金の卵企画等々様々な試みが為されて来た。そして今回の企画もまた異色、所属選手の敗戦からの再起戦、それもリベンジ…
7月末の阿倍野区民ホールは、2日間連続で3つ(ノンプロ興行を入れれば4つ)の興行が集中する“異常事態”。確かに当地は交通の便も比較的良く、IMPホール級のキャパで使用料が格安と、考えようによっては利便性の高い会場ではある。会場のレイアウト上…
メインは序盤戦から玄人好みのするテクニカルな攻防となり、観客受け的にはどうか? と危惧したが、終盤戦になって一気に白熱して、終わってみれば好勝負となった。ただ、「これで坂井が金星を挙げていれば大団円」という内容になってしまったのは、高山サイ…
高山は13勝(4KO)5敗の戦績で、現在日本ライト級9位。97年にヨネクラジムからデビュー。98年まで3戦1勝2敗で一時引退状態となるが、02年に復帰。翌03年にハラダジムに移籍して今後は西日本新人王戦で決勝進出(吉澤佑規[ウォズ]に敗れる)など精力的な活…
両者戦績は中島5勝(4KO)3敗、百田4勝(3KO)2敗。中島は一時期連敗で低迷するも、連勝してようやく上昇気配か。ただし、前回の6回戦での勝利はC級の選手相手に行われた特例の試合。B級ライセンス相手の試合は今回が初めて。百田はデビュー間も無い頃に…
金沢7勝(4KO)5敗、石東5勝(2KO)2敗の戦績。金沢は昨年11月、今年4月と6回戦を2連勝でクリアし、現在はA級の資格も持っているが、今回は敢えて原級留置して強敵との対戦を選択した。石東は昨年の新人王戦では西日本準決勝敗退に終わるが、今年5月に…
南3勝(0KO)3敗1分、島田3勝(1KO)2敗1分の戦績。共にあと1勝かドロー1つでB級昇格の資格を得られる“昇級試験”的なカード。南は今年4月に1年ぶりの再起戦を好内容で制して年を越しての連勝中。島田は今年度の新人王予選で1勝するも2回戦で敗退。…
前原は1勝(0KO)無敗、横山はこれがデビュー戦。前原は5/12にデビュー戦を飾ってこれが2戦目。 1R。前原はアグレッシブに手数豊富な前進。やや大振り目立つも、要所で右フックなど有効打を浴びせて数的優勢。横山はガード手堅いがジャブが少なく、スピー…
湯川は1勝(1KO)1敗1分、潮は1勝(1KO)2敗でサウスポー。湯川は昨年11/17のドロー以来、潮は今年1/3に関東遠征で敗れて以来のリング。 1R。4回戦にしてはテクニカルなジャブとフェイントを駆使した牽制。湯川はスピード活かしたステップと堅実なブロッ…
梅村はこれがデビュー戦、鏡畑は2戦して未勝利2敗。 1R。鏡畑はジャブを1発放っては退くかクリンチという感じで、これではまともな試合にならない。梅村はデビュー戦らしくガムシャラなアグレッシブさで手数を浴びせ、その内のいくつかをヒットに繋げて…
両者戦績は北田2勝(2KO)1敗のサウスポー、馬渡1勝(0KO)1敗。北田は今年3月、5月と連勝中。馬渡は新人王予選1回戦敗退からの再起戦。 1R。ややアグレッシブに北田が先手でワン・ツー。それを馬渡がカウンターの右ストレートで迎撃する展開。ラウンド…
ハラダジム年3回の定期興行、今年も7月下旬のこの時期に府立第2で滞りなく自主興行が開催された。今回は4回戦・6回戦中心の全8試合・42Rという比較的小規模お興行だが、平日夕方からという時間設定を考えれば、これぐらいのラウンド数が妥当ではない…
さすがオールA級、試合内容の充実度は目の肥えたマニアでも納得も得心もいく充実したものになった。接戦もあれば豪快なKO決着もあり、バリエーションに富んだ結末を味わえたのにも満足感を味わえた。やや期待外れのパフォーマンスに終わった選手もいたが…
メインイベントは東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ。地元の王者・丸元にとっては2度目の防衛戦となると同時に、かつて挑戦者として戦い敗れた相手との雪辱戦となる。 王者・丸元は20勝(9KO)7敗1分の戦績。99年にデビュー。01年、2度目の挑戦となっ…
セミファイナルは、これまたマニア好みのする渋いカード。春の東京遠征で一皮剥けた所を披露した小路と、昨年度西軍代表で先日の再起戦を1RKOで圧勝した山本。まさに勢いに乗った両者の対戦である。 小路は8勝(3KO)4敗1分の戦績。02年にいきなりの東…
セミ前は昨年度の西日本新人王対決。ホーム側が階級を上げて西日本決勝MVPと対戦する、という辺りがいかにも“ホンマモン”路線な一戦。 松元は5勝(1KO)3敗2分の戦績。04年にデビューし、新人王戦は05年度に初戦敗退したものの、06年度は現在A級で活躍…
闘将青木誠は6勝(3KO)6敗2分の戦績。02年にデビューし、4回戦時代は新人王戦で2年連続初戦敗退、B級昇格に8戦を要するなど長い足踏みを強いられるが、敗れた相手は現役日本ランカーを含むA級選手ばかりであった。その後、6回戦は3戦でクリアして順…
岩下は6勝(3KO)6敗1分の戦績。デビューは04年。4回戦時代から勝率五分前後を右往左往する状況が続いているが、キャリア序盤に敗れた相手には日高慎一[尼崎]、武本康樹[千里馬神戸]などの名前も。06年にB級昇格を果たすが、その後もアウェイ中心の不利な…
松本は16勝(8KO)6敗4分の成績で、現在日本ミニマム級9位。九州の小倉高橋ジムから95年デビュー。新人王戦にはエントリーせず裏街道を歩むも、3年間で8勝1敗3分の高勝率をマークし、99年には日本ミニマム級王座決定戦に出場(中島浩[ワタナベ]に判定負…
妥協を許さぬハードなマッチメイクを売りにした“HonmamoN(ホンマモン)”ブランドがすっかり定着したグリーンツツダジムだが、今回は“ゴリラーズ”なる新ブランドでの興行となった。これは戦いに臨む選手たちのイカつい顔をゴリラのそれに譬えてネーミングさ…
好勝負が期待されたカードが、実際に期待通りの内容となる確率は意外と低いのだが、脇本×村澤戦は非常に稀な「期待以上の名勝負」となった。勝った村澤は当然後楽園での全日本制覇を、惜しくも敗れた脇本も捲土重来を期し、失地挽回に励んでもらいたい。 そ…
両者戦績は水本3勝(0KO)無敗、橋野1勝(0KO)5敗1分。 1R。水本が先手で若干粗いが手数攻めで攻勢。左ボディなど有効打を上下に打ち分けて数的大差優勢。橋野は単発気味の強打で反撃も、ナチュラルなウェルター級相手には自慢のパンチ力も通用しない印象…
両者戦績は張飛2勝(1KO)4敗、川人3勝(2KO)1敗2分。 1R。張飛が前のめりになりながらも、先手でボディ中心に手数をまとめて打ち込んで数的優勢、主導権も奪取。川人はカウンターでヒットを奪うが守勢。後手後手に回ってリズムに乗れなかった。 2R。…
両者戦績は瀧波3勝(3KO)1敗、渡場4勝(2KO)無敗。 1R。ショートレンジ、激しくもテクニカルな打撃戦。ラウンドは渡場が攻守でペースを握っていたが、後半からは徐々に瀧波の連打が力強く決まり始めて互角以上に挽回。 2R。クロスレンジ乱打戦。瀧波が…
両者戦績は大木5勝(1KO)2敗、平尾3勝(1KO)3敗。 1R。平尾がアグレッシブに先手を獲るが、大木は落ち着いたディフェンスでこの攻勢を捌くと、ショート連打から右ストレート有効打で逆襲。平尾もショートアッパーなどで反撃するも、大木も再び連打をまと…
両者戦績は川島3勝(2KO)無敗、永田4勝(0KO)1敗2分。 1R。永田がアグレッシブに圧力をかけ、パワフルな強振。しかし川島はラウンド中盤あたりからこれにボディワーク、ガードで対応し、細かく迎撃して優勢に立つ。永田は攻勢点でどこまでジャッジにアピ…
さて本日、そして今期西日本トーナメントを通じての大一番。両者の戦績は脇本5勝(3KO)無敗、村澤3勝(1KO)無敗と共に負け無し。 1R。鋭いジャブの差し合いで主導権を探り合う攻防で幕開けだが、ここは脇本が一日の長で打ち勝ち、この先制で主導権も手繰り…
両者戦績は高橋3勝(2KO)3敗1分、安藤3勝(0KO)無敗。 1R。ロングレンジから出入り激しい接近戦。高橋が得意の左フックで先制し、次々と上下に追加弾を浴びせて明確なリードを築く。安藤も得意の右を狙うが、距離とペースがズレた状態で不発に終わり逆に…
両者戦績は加藤6勝(0KO)1敗1分、冨田3勝(1KO)2敗1分。 1R。冨田がアグレッシブに圧力かけ、フック中心に手数攻勢。これに対応しきれない加藤に先制打を浴びせる。加藤は冨田の隙をつくストレートでヒット数逆転を果たすが、終始受身になってしまった…
両者戦績は高橋4勝(1KO)無敗、長野2勝(1KO)3敗1分。 1R。細かくステップ踏みつつフェイント駆使するアウトボクサー対決の様相。互いのジャブを見切りつつ、慎重に攻め合う神経戦。細かいヒット数で長野は僅差リードするが、互角の範疇。 2R。このラ…