駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行全体の総括

……いやぁ、もう総括する気力も無くなるね(苦笑)。
何と言うか、日本中量級の現状を思い知らされた1日だったように思う。一夜にしてスター候補2人の商業的価値をズタズタにされた関西ボクシング界のお偉方も頭が痛い事だろう。
なお、この日のセミでジャッジを、メインでレフェリーを務めたデビッド・チュン氏(韓国)が、この興行の後に行われた金正範選手の祝勝会の席で心筋梗塞の発作を起こして倒れ、そのまま亡くなったとのことだ。チュン氏はこれまでも日本で行われた世界・東洋太平洋タイトルマッチでたびたびレフェリー・ジャッジを務めておられた。特に東洋太平洋戦では“中立国のレフェリー・ジャッジ”という難しい立場での判定を任される事も多かったが、どこぞの国の近畿地方の某を尻目に、概ね公平なレフェリング、ジャッジを全うされていたのが印象に残っている。心から冥福をお祈りする。