駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2004-10-18から1日間の記事一覧

興行全体の総括

……いやぁ、もう総括する気力も無くなるね(苦笑)。 何と言うか、日本中量級の現状を思い知らされた1日だったように思う。一夜にしてスター候補2人の商業的価値をズタズタにされた関西ボクシング界のお偉方も頭が痛い事だろう。 なお、この日のセミでジャ…

第7試合・OPBF東洋太平洋ミドル級王座決定戦12回戦/●荒木慶大(10R2分23秒TKO)サキオ・ビカ○

この試合を前に、一向に席が埋まる気配の無いリング中央側後方の指定席ゾーンへ移動。メインイベントは日・豪ミドル級王者による東洋太平洋王座決定戦。まず日本王者の荒木は、昨年7月に鈴木悟の王座10連続防衛を阻止してタイトルを奪うと、同年11月にナカ…

第6試合・OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ12回戦/●《王者》佐竹政一(2R2分06秒KO)金正範《挑戦者・同級1位》○

佐竹は東洋太平洋王座を9回防衛中の、名実共にアジアNo.1チャンピオン。WBC のSライト級8位、WBA同級11位。今年の世界前哨戦ではスプリット・デジションで惜しい星を落とし、世界獲りは一旦振り出しに。この試合を足掛かりにゼロから世界挑戦への道…

第5試合・契約58.0kg(Sフェザー級)/△林田直也(判定0−1)株丹千秋△

この試合も両者デビュー戦。ただし、青コーナーの株丹はアマチュア経験があるとの事。1R。両者中間距離でフットワークを使いながらワン・ツーで牽制しあう攻防からスタート。しかし、いかにもデビュー戦というか、両者とも見様見真似っぽい感じが漂うのが…

第4試合・Sバンタム級4回戦/○辻彬宏(判定3−0)立山浩隆●

この試合は両者ともデビュー戦。1R。ゴングが鳴るなり、両者リング中央に駆け寄って超大振りのフック・アッパーの応酬。ガードもヘッタクレも無い無防備なドツき合いで、ボクシングというよりファイティングといった感じ。立山はフックを大振りする度にオ…

第3試合・フェザー級4回戦/△田井敬之(判定0−0)吉村厚志△

田井は今回が初見。戦績はデビュー以来3連続KOで、今回で最短コースでの6回戦昇格を狙う。一方の吉村はここまで2勝(1KO)4敗の戦績も、5月には西日本新人王予選で後に決勝まで進出した奥西章平に互角とは言わぬまでも4ラウンド善戦健闘して判定まで…

第2試合・ライト級4回戦/△小島康平(判定1−0)福島知弘△

これも記憶の限り、両者とも初見。小島が2勝(1KO)3敗、福島が1勝(1KO)3敗と、この試合も負け越し同士の対決。1R。小島はアグレッシブだが攻めが右フック一辺倒で、姿勢も前にのめり気味。一方の福島はパンチがオープン気味ということもあって威力が…

第1試合・Sフライ級4回戦/○難波拓人(1R1分30秒KO)大城安温●

両者初見(のはず)。難波が1敗、大城が1勝(1KO)4敗のキャリアで、双方のジムの「相応の相手に勝たせて自信をつけさせよう」と思惑が見てとれるマッチメイク。1R。大城は開始早々から頭低く突進し、ワン・ツーを繰り出すが不発。逆に中間距離から難波…

東洋太平洋Wタイトルマッチ

大阪府立体育館第1競技場、アリーナ自由席(1階ニュートラルコーナー最後方)にて生観戦。リングまで距離がある上に、コーナーポストが邪魔でかなり見難い席なので、読まれる方は細かい攻防の認識については随所で難しい場面もあった事を承知して頂きたい…