駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第3試合・フライ級6回戦/●竹本裕規(1R終了TKO)大洞達馬○

両者の戦績は竹本6勝(3KO)3敗1分、大洞4勝(1KO)1敗。竹本の試合は8月に6回戦を生観戦しているが、いかにも強引なファイトで1Rからダウンを奪い、2RKO勝ち。大洞の前戦・9月の試合についてはhttp://d.hatena.ne.jp/komagi/20040920#p3を参照のこと。
1R。ロングレンジから大振り強打一辺倒の竹本。大洞はそのペースに呑まれた感じでなかなか状況に対応できず、つまらない被弾を許す。大洞も終盤手数を出すが、ヒット数はさほどでもなくジャッジにどこまで印象付けられたか?
──1Rのインターバル終了後、いきなり試合終了のゴングが鳴る。アナウンスによると1Rで竹本が親指を負傷し、試合続行不可能との事で棄権・TKO決着となった。どこでどう親指を痛めたのかは全く分からなかったが、オープンブローの注意を数回喰らっていたので、フックを打った際に親指の付け根を変な所に当ててしまったのかもしれない。
勝った大洞は5勝目。不完全燃焼の勝利、しかも貴重な6回戦で戦う機会を1度フイにしてしまったのは残念だろうが、この勝ち運を今後に繋げてもらいたい。竹本に関しては、今回はアクシデントということで余り何も言えないが、荒井操を3段階くらいスケールダウンさせたような今のファイトスタイルでは早晩通用しなくなるのは必定だろう。持ち味を活かすか弱点をカバーするか、とにかく何か工夫した練習をすべきではないかと思うのだが。