駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2005-01-29から1日間の記事一覧

興行全体の総括

やはり最大のトピックは、予想外の好ファイトとなったセミファイナルか。散々ネガティブな下馬評を垂れていた自分が言うのはアレだが、こういうアップセットがあると、わざわざ足を運んで大枚を叩いた甲斐があったと思えて来るので実に嬉しい。 ……しかし、本…

第6試合・WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦/○《王者》ポンサクレック・クラティンデーンジム(5R1分42秒TKO)小松則幸《挑戦者・同級10位》●

王者のポンサクレックは54勝(30KO)2敗というキャリアで現在WBC王座を10度防衛中。バンタム級のウィラポンと並ぶ東南アジアが誇る軽量級の“絶対王者”だ。96年10月以来45連勝中、しかも衰えるどころか近年充実著しいというから恐ろしい。また、これまで4人…

第5試合・Sバンタム級(54.5kg)契約ウェイト10回戦/●仲宣明(判定0−3)小島英次○

セミファイナルは関西トップクラス選手のサバイバルマッチ。両選手共に、この試合を足掛かりにして世界再挑戦を目指す。 仲はここまで18勝(12KO)1敗2分の成績。デビュー以来、全日本新人王トーナメントをオールKO勝ちで制し、無敗のまま日本バンタム級王座…

第4試合・ウェルター級契約ウェイト10回戦/△ダウディ・バハリ(判定1−1)山本大五郎△

バハリはインドネシア出身で25戦全勝(11KO)のキャリアを誇る。現在WBAスーパーライト級9位で、PABA同級王座を4回防衛中。日本で通用し易い言い方をすると、WBCランカーを兼ねる東洋太平洋王者のWBA版といったところか。日本ではPABA王…

第3試合・フライ級6回戦/●竹本裕規(1R終了TKO)大洞達馬○

両者の戦績は竹本6勝(3KO)3敗1分、大洞4勝(1KO)1敗。竹本の試合は8月に6回戦を生観戦しているが、いかにも強引なファイトで1Rからダウンを奪い、2RKO勝ち。大洞の前戦・9月の試合についてはhttp://d.hatena.ne.jp/komagi/20040920#p3を参照の…

第2試合・Sフェザー級4回戦/●細木隆介(2R2分59秒KO)平山昌賢○

両選手のこれまでの戦績は、細木2勝(1KO)2敗、平山1勝1敗。細木は初見だが、平山は過去2戦とも生観戦している。前回の観戦記はhttp://d.hatena.ne.jp/komagi/20040920#p2を参照のこと。 1R。細木がテンポ良くボディ中心の攻めを見せ、カウンター気味…

第1試合・Sフライ級4回戦/●名越光紀(判定0−2)加藤心和○

両者これがデビュー戦。先述の通り遅刻のため座席に着いたのが3Rの後半だったため、前半戦の攻防は全く分からず。この場を借りて自分の不注意で命懸けの戦いを見逃した失礼について両選手にお詫び申し上げます。というわけで4R。名越は前に前に出て圧力…

WBC世界フライ級タイトルマッチ

大阪府立体育会館第1競技場1階席北側中央にて観戦。客入りはプロレスで言うところの“満員”程度。1階後方や2階席に空席が目立つものの、小松の人気度・ネームバリューや、他のカードの注目度からすれば上々の部類ではないか。もっとも道行くダフ屋から聞…