駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第5試合・Sバンタム級4回戦/○高野愛(2R2分41秒TKO)井川拓也●

両者の戦績は、高野1勝(1KO)1敗、井川1勝(1KO)。高野の1勝は1R0分26秒の秒殺KO勝ち。昨年度の新人王戦は負傷による1回戦不戦敗。
1R。高野が前々へ圧力をかけていくと、井川は後ろに下がるばかり。これだけで両者のアグレッシブさの印象が随分と違う。自分のペースを掴んだ高野は、ショートブローを上下に次々と突き刺してゆき、一方的展開に持ち込んだ。
2R。ゴング直後こそ、井川はジャブを4〜5発ヒットさせていたが、その後は高野がまたもショートでペースを奪い返す。ボディへ顔面へとフック・アッパーを浴びせ掛け、更には中間距離からストレートを浴びせると、レフェリーが早めのストップをかけた。
高野が昨年の鬱憤を晴らすが如くの猛攻で2回戦進出。このままだと川原×小路の勝者と当たる準決勝が正念場か。井川は今日は完全に相手に飲まれてしまった感じ。