駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第6試合・Sライト級4回戦/○太田真行(1R1分18秒TKO)村上了介●

両者の戦績は、太田1勝(1KO)1敗、村上1勝(1KO)5敗1分。村上が01年に挙げた1勝は、知る人ぞ知る連敗ボクサー・村上裕の肩脱臼の自滅で恵まれたもの。新人王戦には階級を変えつつ2回挑戦しているが、いずれも初戦敗退に終わっている。
1R。村上は超オーバーハンドフック一辺倒。太田はこれに警戒しつつ、慎重に攻撃を組み立てる。1分過ぎ、太田がコーナーに詰めてラッシュをかけると、半田レフェリーが早めのタイミングでストップをかけた。それほど危ない場面には思えなかったが、両者の実力差(というより村上の力の至らなさ)を勘案しての判断か。
太田が労せずしてベスト4進出。次戦の相手は、昨年の準優勝者・中島丈志を昨年12月に破った坂本将広となる。敗れた村上は、デビュー6年目の選手にしては愕然とするばかりの技術の無さ。外野から言う事では無いかもしれないが、せめて新人王戦の挑戦は諦めた方が良いように思われる。