駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

ウェルター級展望

ウェルター級は10名参加。

出場選手および最近の成績

  • 若林豪[Gツダ] 1勝(0KO)無敗
    • 05/12/25 VS染川翔太[森岡]○(判定3−0/39-36、38-37、38-37)
  • 竹内幹雄[明石] 未勝利2敗
    • 05/10/30 VS亀山磊生[姫路木下]●(判定0−3/37-39、37-39、37-39)
    • 05/4/30 VS丸野琢哉[守口東郷]●(3R1分37秒TKO)=西日本2回戦
  • 丸野琢哉[守口東郷] 4勝(2KO)3敗
    • 05/12/9 VS津田修吾[塚原京都]○(2R1分20秒TKO)
    • 05/7/9 VS細川貴之[六島]●(判定0−3/37-39、37-39、37-39)=西日本準決勝
    • 05/4/30 VS竹内幹雄[明石]○(3R1分37秒TKO)=西日本2回戦
  • 川人紀夫[ハラダ] 1勝(1KO)無敗1分
    • 05/5/1 VS藤田和志[レンゴー]○(2R1分15秒KO)
  • 田中敦朗[塚原京都] 1勝(1KO)無敗
    • 05/5/8 VS山道一也[中外]○(1R1分13秒KO)
  • 好川大智[大阪帝拳] 3勝(2KO)2敗
    • 05/9/3 VS細川貴之[六島]●(判定0−3/37-39、37-39、36-40)=西日本決勝
    • 05/7/9 VS津田修吾[塚原京都]○(2R0分58秒TKO)=西日本準決勝
    • 05/4/2 VS巻野基浩[白鷺]○(1R0分15秒KO)=西日本2回戦
  • 大原里史[金沢] プロ未デビュー
    ※アマ18勝10敗
  • やんばる田中[六島] 1勝(0KO)1敗1分
    • 05/8/28 VS小倉雅弘[神拳阪神]△(判定1−0/40-36、38-38、38-38)
    • 05/4/3 VS新井剛碩[神拳阪神]○(判定3−0/38-37、38-37、38-37)
  • 巻野基浩[白鷺] 未勝利2敗
    • 05/4/2 VS好川大智[大阪帝拳]●(1R0分15秒KO)=西日本2回戦
  • 池川祐介[大鵬] プロ未デビュー

トーナメント展望

エントリー人数こそ異例の2桁となったが、その多くは未デビュー・未勝利選手やキャリア1戦1勝のみの選手で、悪い意味で文字通りの“新人”によるトーナメントとなった。中には明らかにオリンピック精神で参加している選手もいるが、実力差が余りにも大きい選手との対戦は身体・生命の危険に関わる恐れもある。どうかジム関係者諸氏は最低限の良心を持ってエントリーの可否を冷静に判断してもらいたいと思う。
さて、今期の優勝候補はやはり前年度準優勝の好川だ。昨年も猛威を振るった、一発で試合を決める事も出来るハードパンチを武器に、順当なら3戦3勝3KOで西日本新人王に就くことだろう。
対抗馬は前年度、好川と同じく後の西軍代表・細川貴之に跳ね返された丸野、そして1年のブランクがあるが戦闘本能と攻撃力に見所のある川人の2人だが、現時点で好川を相手にした場合の勝算は五分を大きく割り込むだろう。むしろ未デビューながらアマチュア経験豊富な大原の方に、こちらも分が悪いながらも未知の魅力がある。緒戦で好川を喰ってしまえるようなら、トントン拍子でトーナメントを駆け上がって行くだろう。