駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

スーパーライト級展望

スーパーライト級は11名参加(うち1人負傷欠場)。

出場選手および最近の成績

  • 金谷将三[千里馬神戸] 2勝(0KO)2敗1分
    • 06/3/25 VS古田勲[進光]○(判定3−0/40-36、39-37、39-37)
    • 05/11/3 VS岩下幸右[Gツダ]△(判定1−1/38-38、38-38、38-38)
    • 05/5/22 VS山田健司[新日本大阪]○(判定3−0/40-36、40-36、40-36)
    • 04/11/28 VS森山公則[エディ]●(判定1−2/38-39、37-39、37-39)
  • 藤本浩司[八尾] 2勝(0KO)2敗
    • 05/12/25 VS越崎泰広[尼崎亀谷]○(判定3−0/40-36、39-37、39-37)
    • 05/4/9 VS坂本将広[森岡]●(判定1−2/39-37、37-39、37-39)=西日本1回戦
  • 森山公則[エディ] 1勝(0KO)1敗1分
    • 05/9/11 VS竹中聡[大鵬]●(判定1−2/39-37、37-39、37-39)
    • 05/5/1 VS近藤良一[大阪帝拳]▲(判定1-1敗者扱い/39-37、38-38、37-39)=西日本1回戦(L級)
    • 04/11/28 VS金谷将三[千里馬神戸]○(判定3−0/39-37、39-37、39-38)
  • 千葉龍史[塚原京都] 1勝(0KO)無敗
    • 05/12/23 VS金井龍哲[ウォズ]○(判定3−0/40-36、39-37、39-37)
  • 水山雄太[大阪帝拳] 1勝(1KO)無敗
    • 05/12/25 VS今井雄一郎[大星]○(2R1分13秒KO) 
  • 高瀬浩幸[江坂] 3勝(0KO)無敗
    • 05/12/25 VS清水健太[Gツダ]○(判定3−0/39-37、39-37、39-37)
    • 05/7/29 VS古田勲[進光]○(判定3−0/39-37、39-37、39-37)
    • 05/4/8 VS東浦孝裕[進光]○(判定3−0/40-36、39-37、39-37)
  • 亀山磊生[姫路木下] 1勝(0KO)無敗
    • 05/10/30 VS竹内幹雄[明石]○(判定3−0/39-37、39-37、39-37)
  • 越崎泰広[尼崎亀谷] 2勝(2KO)2敗
    • 05/12/25 VS藤本浩司[八尾]●(判定0−3/37-39、37-39、36-40)
    • 05/7/9 VS大崎丈二[ウォズ]●(判定0−3/37-39、37-39、37-39)=西日本2回戦
    • 05/4/2 VS石水成俊[六島]○(2R3分05秒KO)=西日本1回戦
  • 吉田謙司[六島] 1勝(0KO)無敗
    03年3月以来の復帰戦
  • 塚本隆太[明石] 1勝(0KO)2敗
    • 05/12/4 VS小倉雅弘[神拳阪神]○(判定2−1/38-37、38-37、37-38)
  • 新田柄先[ハラダ] 1勝(0KO)2敗1分
    ※負傷のため欠場・不戦敗

トーナメント展望

今年の中重量級戦線は参加者が多く盛況だが、残念ながら質の方は……。Sライト級以上については、現状においては全日本決勝まで辿り着けるか微妙な水準となっている。各選手がトーナメントを戦いながら成長してくれる事を祈りたい。
さて、現段階においての優勝候補は、有力な順番から挙げて、越崎、高瀬、藤本の3人。越崎は昨年末の試合こそ体調不良でミソをつけたが、クリーンヒットすればKO必至の強打はやはり魅力。全日本新人王となった大崎丈二を苦しめた時のデキさえ維持できれば3連続KOで西日本制覇となるだろう。3戦全勝の高瀬は回転力やショートフックの上手さが光るが、これまで比較的対戦相手に恵まれ、しかも中途半端にラウンドを落とす傾向があるのは気になる所。越崎に土を付けた藤本はアグレッシブな攻撃と距離感を活かした守りが持ち味。
ダークホースを挙げるとするなら、1勝組の中で底を見せていない千葉か。しかし実績不足は否めず、新人王云々という話は、まず初戦を勝ち残った後からのことになりそうだ。