駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

スーパーフェザー級展望

スーパーフェザー級は13名参加。

出場選手および最近の成績

  • 長島謙吾[尼崎] 1勝(1KO)2敗
    • 05/12/25 VS藤本貴一[Gツダ]●(2R1分47秒KO)
    • 05/8/28 VS三木信次郎[姫路木下]○(1R0分42秒KO)
    • 05/5/15 VS香川良平[神拳阪神]●(1R0分39秒TKO)
  • 楠章二郎[新日本大阪] 2勝(0KO)3敗2分
    • 05/12/25 VS高木竜也[八尾]●(判定0−3/37-38、37-38、37-38)
    • 05/9/11 VS福島芳裕[大阪帝拳]○(判定2−0/40-36、39-37、38-38)
    • 05/7/29 VS板倉康友[ハラダ]○(判定3−0/39-37、39-37、39-37)
    • 05/5/19 VS片山博司[アポロ]△(判定0−1/38-38、38-38、37-38)
  • 藤本貴一[Gツダ] 2勝(2KO)1敗
    • 05/12/25 VS長嶋謙吾[尼崎]○(2R1分47秒KO)
    • 05/8/28 VS柏木悟[ウォズ]○(2R0分34秒KO)
    • 05/5/15 VS濱田英一[大阪帝拳]●(判定0−3/37-38、37-38、37-38)
  • 森川弘幸[高砂] 3勝(0KO)2敗
    • 05/10/30 VS山田淳[姫路木下]○(判定3−0/40-36、39-37、39-37)
    • 05/7/9 VS佐藤通也[大阪帝拳]●(判定0−3/37-39、36-40、36-40)=西日本2回戦(Fe級)
    • 05/4/24 VS小林克也[正拳]○(判定2−1/39-37、39-37、37-39)=西日本1回戦
  • 浅田顕[進光] 2勝(1KO)3敗
    • 05/9/3 VS大沢宏晋[大星]●(1R2分00分KO)=西日本決勝(L級)
      ↑1、2回戦、準決勝全て不戦勝で勝ち上がり。
  • 池田善彦[エディ] 1勝(1KO)無敗1分
    • 05/9/4 VS平野英治[八尾]○(1R2分26秒KO)
  • 香川良平[神拳阪神] 1勝(1KO)1敗
    • 05/12/4 VS若林要[新日本大阪]●(2R2分05秒TKO)
    • 05/5/15 VS長嶋謙吾[尼崎]○(1R0分39秒TKO)
  • 山本直志[クラトキ] 2勝(0KO)無敗
    • 05/5/29 VS矢野秀一[守口東郷]○(判定3−0/40-35、40-35、39-36)
  • 谷野陽太[泉北] 1勝(0KO)無敗2分
    • 05/12/25 VS川合智[Gツダ]△(判定0−1/38-38、38-38、37-39)
    • 05/9/8 VS寺田允[アポロ]△(判定1−0/39-37、38-38、38-38)
    • 05/4/22 VS阪口慎弥[大星]○(判定2−0/40-36、39-37、38-38)
  • 金丸清隆[正拳] 3勝(2KO)1敗
    • 05/12/11 VS瀬戸口洋[金沢]○(判定3−0/40-36、40-36、39-37)
    • 05/7/9 VS中川健司[大星]●(4R1分50秒負傷判定0-2/38-38、37-38、37-38)=西日本2回戦
    • 05/4/2 VS松田雄太[SFマキ]○(1R1分46秒KO)=西日本1回戦
  • 小西隆弘[川田] 4勝(3KO)1敗
    ※04年11月以来の再起戦
  • 金沢かつし(=勝志)[ハラダ] 4勝(2KO)4敗
    • 05/12/3 VS田口勝寛[Gツダ]○(2R1分16秒TKO)
    • 05/4/10 VS青木誠[Gツダ]●(判定1−2/39-37、37-39、37-39)
  • 百田諭志(=諭)[大阪帝拳] 1勝(1KO)1敗
    • 05/12/3 VS西尚樹[Gツダ]○(1R0分41秒KO)
    • 05/7/9 VS川波武士[大鵬]●(判定0−3/36-40、36-40、36-40) 

トーナメント展望

全体のレベルは全階級の中でも屈指の高さ。ただ組み合わせが猛烈に偏ってしまい、1〜2回戦に事実上の準決勝と決勝とも言うべき試合が集中している。
最有力なのは、金丸・小西・金沢・百田のブロックで、ここを勝ち抜けた選手がそのまま西日本を制しそうな勢いだ。この4人の中では、総合力で金沢が一歩リードしていて、次位がスタミナ不安も一発強打が魅力の金丸。だが、04年度西日本ベスト4の別役佳津男[黒潮]に勝った経験もある小西の存在も不気味だ。生業中心の生活から一念発起しての挑戦でモチベーションも高い。百田はこのブロックでなければ準決勝、決勝も望めるポテンシャルだが……。
彼ら4人と準決勝で当たるのは2戦2勝の山本の可能性が高いが、相手強化してどこまで対応できるかは未知数。
反対側のブロックで有力なのは当て勘の良さで連続KO中の藤本だろう。このブロックを難なく勝ち上がるようなら決勝でも面白い存在になる。この藤本のライバルは初戦で当たる楠とベスト4候補の森川だが、彼らでは残念ながら決勝の勝ち負けまでは荷が重そう。