駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2試合・Sバンタム級契約ウェイト(54kg)4回戦/○立花彰三[明石](1R1分10秒KO)小倉宏太[ハラダ]●

立花はこの日がデビュー戦。小倉は1勝3敗の戦績で、昨年12/9に相手に恵まれながら初勝利を挙げている(→http://d.hatena.ne.jp/komagi/20051209#p2)。
1R。立花は試合開始早々、エドウィン・バレロばりのパワフルなフルスイングを連発。カウンターを喰らうのも構わずキレの鋭い強打をブンブン振り回す。小倉は真正面からこれに挑んでいくが、敢え無くワン・ツーで1度目のダウン。カウント8で再開後も、立花は更に猛攻、間もなく右フックで2度目のノックダウンとなって自動的KOとなった。
立花、この日デビューとはとても思えない鮮やかなKO勝ち。パワーとキレの備わった強打には才能を感じさせてくれる。非常に楽しみな素材だが、ある程度デキる相手を前にした時にどうなるかを確かめてみたくもある。敗れた小倉は、パワーのケタが違う相手にバカ正直に行き過ぎた。