駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-03-21から1日間の記事一覧

興行全体の総括

明石ジム勢はメインの中野こそ星を落としたが、あとは全勝で6勝1敗の成績。期待の持てるルーキーも登場し、自主興行として上々の結果となったことだろう。明石ジムの若手選手は総じて攻撃力と戦意が高いというところに共通点があり、プロ向きの選手が多い…

第7試合・Sバンタム級10回戦/●中野圭介[明石](判定1−2)熟山竜一[JM加古川]○

メインイベントは、明石ジムの新エース候補・中野圭介が、“悲運の闘将”熟山竜一に挑戦する形の日本ランキング争奪戦。しかし熟山陣営の、敢えて自分たちの得にならない好カードをマッチメイクし続ける姿勢には頭が下がる思いだ。自分の息子3人に食わせても…

第6試合・Sバンタム級8回戦/○児島芳生[明石](7R2分42秒TKO)内山淳[倉敷守安]●

児島は6勝(1KO)5敗2分の戦績。昨年12/25に井戸本雅也[大阪帝拳]を降して(→http://d.hatena.ne.jp/komagi/20051225#p26)A級昇格。今回が初の8回戦。一方の内山は、7勝(4KO)2敗の戦績で、04年度の西日本新人王戦バンタム級準優勝者。こちらも05年に6…

第5試合・バンタム級4回戦/○小笠原和寿(2R3分09秒KO)岡正樹[SFマキ]●

今年の西日本新人王トーナメントの開幕戦。昨年と同様、激戦区のバンタム級から熱戦の火蓋が切って落とされた。小笠原は2勝(2KO)1敗1分、岡は2勝(2KO)4敗1分の戦績。その他詳細な資料は展望記事(→http://d.hatena.ne.jp/komagi/20060317#p4)を参照の…

第4試合・Sバンタム級4回戦/○池田竜太[明石](3R2分42秒TKO)川西真輔[姫路木下]●

池田はこれがデビュー戦。川西は昨年11月に高知への遠征試合でデビューしたが、井川拓也[黒潮]に50秒で秒殺KO負けを喫して1敗の戦績。 1R。池田が試合開始から戦意の高いファイトを展開。ガードを高く上げ、精度の高いフック、ストレートを果敢に打ち込ん…

第3試合・Sバンタム級4回戦/○安宅徹也[明石](判定3−0)三船真弥[倉敷守安]●

安宅は1勝(1KO)1敗の戦績で、血気盛んなグリーンボーイにしては珍しく、冷静なボクサー型ファイトの出来る選手。過去の2試合は7/29(→http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050729#p6)、12/25(→http://d.hatena.ne.jp/komagi/20051225#p16)をそれぞれ参考の…

第2試合・Sバンタム級契約ウェイト(54kg)4回戦/○立花彰三[明石](1R1分10秒KO)小倉宏太[ハラダ]●

立花はこの日がデビュー戦。小倉は1勝3敗の戦績で、昨年12/9に相手に恵まれながら初勝利を挙げている(→http://d.hatena.ne.jp/komagi/20051209#p2)。 1R。立花は試合開始早々、エドウィン・バレロばりのパワフルなフルスイングを連発。カウンターを喰…

第1試合・バンタム級4回戦/○唐木成治[明石](判定3−0)内田輝雄[JM加古川]●

唐木はこの日がデビュー戦、内田は2勝9敗2分という極端な戦績で、プロ歴約10年を誇るベテラン・グリーンボーイ。過去の対戦相手がまた特筆モノで、前OPBFライトフライ級王者・升田貴久(2RKO負)、現世界ランカー・戎岡淳一(判定勝!)と、錚々…

WORLD FIGHTING GLOVE Vol.6

かつては長谷川穂積がOPBF挑戦の前哨戦を行ったこともある、JR大久保駅前の明石産業会館での明石ジム主催興行。各選手の勤務先や後援会もサポートして、キャパ数百人の会場は指定席まで程よく埋まって超満員状態となった。全試合に明石ジム所属選手が出場す…