駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行全体の総括

明石ジム勢はメインの中野こそ星を落としたが、あとは全勝で6勝1敗の成績。期待の持てるルーキーも登場し、自主興行として上々の結果となったことだろう。明石ジムの若手選手は総じて攻撃力と戦意が高いというところに共通点があり、プロ向きの選手が多いという点で実に好もしい。ただ反面、ディフェンスが甘く落とさなくても良い星を落とすという面があるのが難点で、これはトレーナー諸氏にとっても直近の課題ということになるのだろう。
そして先述したが、この日は佐竹政一の引退式が行われた。これほどの逸材が世界に挑戦する事すら叶わなかったというのは、明石ジムだけでなく日本ボクシング界全体の大きな過ちと言わざるを得ないだろう。世界挑戦に相応しい逸材には業界横断的に支援が出来るような態勢を整えて欲しいと、一ファンの立場から切に願う。