駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第7試合・ウェルター級6回戦/●二見広信[北陸イシマル](判定1−2)如月紗那[六島]○

公式判定は原田58-56、北村58-57(以上、如月支持)、半田58-57(二見支持)のスプリットで如月。駒木の採点は「西」57-57イーブン、「東」58-57二見優勢。
6回戦レベルで両者互角、一進一退の安定味ある打撃戦。如月が手数中心に攻勢点を稼いでスプリットデジションを制した。本来ならドローで然るべき試合だった(先日までの西日本方式採点なら、恐らくそうなっていただろう)が、この判定結果なら地元判定ではなく誤差の範疇。
二見は精度ある攻撃で試合後半は互角以上に戦ったが、試合序盤に上下の打ち分けを怠り、攻めが単調になり過ぎたのが最終的な判定結果に響いてしまったようだ。その辺に甘さも残されているが、徐々に地力が備わって来ているようなのは頼もしい。