駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第6試合・Sフェザー級6回戦/●ルートサヤーム・シッスーイ[タイ国](5R2分44秒TKO)武本康樹[千里馬神戸]○

※セコンドのタオル投入によるTKO
3/25に日本ランク入りに挑戦するも、ドローに終わった05年度新人王戦西軍代表・武本康樹の再起2戦目。
この日の対戦相手、ルートサヤームは3/22の「グリーンツダVSギャラクシー対抗戦」で初来日し、Sバンタム級契約で小阿洋一に“噛ませモード”ファイトの末に判定負け。今回は“2階級特進”での来日2戦目。その際には11勝3敗となっていた戦績が、この日には10勝2敗となっていたのには笑うしかない。
武本の戦績は6勝(2KO)1敗1分。数字上ではあと引分か勝ち1つでA級昇格となる。


武本は、これが初対戦となる噛ませタイ人独特の消極ファイトでペースをかき乱され、2R中盤まではかなりギクシャクした試合運びだったが、2R終盤にダウンを奪ってから一気に勢い付き、その後は確実なジャブとパワフルな連打で相手を圧倒して完勝。本来2階級は下の選手が相手で、勝っても全く自慢にならないが、ランカー予備軍として最低限の義務は果たした。ただ、最近顕著になって来たスロースターター気質は早い段階でどうにかしたい。