駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第7試合・Sバンタム級4回戦/○中川将平[エディ](判定3−0)安田定俊[尼崎亀谷]●

この試合もスーパーバンタム級の2回戦。奇しくも中川、安田ともに2勝(2KO)2敗2分と“2並び”の戦績。中川は1回戦シード、安田は1回戦が5年ぶりの実戦だったが、優勝候補に挙げられていた三浦太平[ウォズ]を際どいドロー勝者判定で退けて殊勲のベスト8進出。
公式採点は北村40-36、藤田40-36、半田40-37の3−0で中川。駒木の採点は「西」「東」とも40-36中川優勢。
共に4回戦中位級のパフォーマンス。新人王2回戦にしては大味に過ぎる試合展開だったが、中川が試合前半、右ストレートを効かせて相手にダメージを蓄積させて優勢に立った。後半は攻守ともに粗が目立ちヒヤリとさせる場面もあったが、結果としてはフルマークでのポイントアウト。
安田は5/3の1回戦当時のパフォーマンスに程遠く、打ち合いやカウンター合戦で打ち負かされ、勝負所での弱さばかりが目立った。ただ、2Rにはフラッシュ気味のダウンを奪いながらスリップと判定されたのも痛かった。ダウン1回を稼いでも勝敗は覆らないが、大きな勝負の綾にはなったのも確かだろう。