駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第4試合・Sバンタム級4回戦/○上村徹[神拳阪神](1R2分14秒KO)伊藤俊[Gツダ]●

上村は6/10に9戦9敗の相手にデビュー戦勝利して1勝(0KO)無敗の戦績。伊藤はこの日がデビュー戦。
1R。両者気合は感じられるも緩慢な動き。上村はガード固めてワン・ツー中心も、ハンドスピード欠けて強引さ目立つ。しかしこの攻勢に対して伊藤は全く対処できず、粗い攻守で反撃の糸口を掴めぬまま劣勢。完全に主導権を我が物にした上村は、ラウンド後半に強打攻勢とカウンター合戦で2度ダウンを奪って自動的KO勝ち。
上村はこれで2連勝。ノックアウトも記録してレコードに箔をつけたが、パフォーマンス的には至って平凡で、この連勝は相手に恵まれた感が強い。今後、相手のレベルが戦績相応なものに上がって来ると苦戦は必至だろう。
敗れた伊藤は、これがデビュー戦ということを差し引いても余りに動きが雑すぎた。ディフェンスの甘さも目立つし、課題山積の現状である。