駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第4試合・ウェルター級4回戦/○石橋正和[六島](2R2分13秒TKO)小倉雅弘[神拳阪神]●

両者戦績は石橋1勝(0KO)2敗、小倉未勝利6敗2分。
1R。小倉は相変わらずの“バーサーカー・スタイル”だが、2階級減量の影響か動きにキレを欠き、彼にしては迫力の無いフック、それも単発気味の攻撃にとどまる。石橋は、小倉が攻撃しながら不用意に接近するところを狙ってショートフック連打、ワン・ツーを浴びせて優勢。
2R。小倉がまたしても不用意な突進を繰り返し、その都度石橋がジャブ、ストレート、ショートワン・ツーを有効打させてゆく展開。最後はロープに詰めてサンドバッグ状態で連打を浴びせてTKO決着。
石橋は、この階級にしては非力な印象ながら、今日は相手に恵まれたのもあり、冷静な試合振りで初のKO勝ち。ただし絶対評価的に見ると地力は平凡。
小倉は最近試合を重ねるごとに動きが悪くなって来ている。猛々しさが抜けて単なる下手糞な選手になっている現状で、念願の初勝利までの距離がどんどん遠ざかっている印象だ。まずは昨秋に2つ目のドローを得た所までコンディションを戻す事。