駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-08-27から1日間の記事一覧

第2部第11試合・Lフライ級6回戦/●諸一宇[尼崎](判定1−2)浦西勝史[神拳阪神]○

両者戦績は諸4勝(1KO)4敗3分、浦西3勝(0KO)4敗3分。諸は6/10に05年度西日本新人王・山脇正輝に判定負けして連敗中。技術的にはこのクラスでも上位のものを持つだけに、そろそろ結果を出したいところ。浦西は今年度新人王戦にエントリーするも、優勝候…

第2部第10試合・Lフライ級6回戦/○金光佑治[六島](判定2−0)姜尚希[大阪帝拳]●

両者戦績は金光6勝(5KO)1敗、姜8勝(1KO)9敗3分。金光は前年度の西日本新人王戦でフライ級の準優勝者で今回が約1年ぶりの復帰戦。彼を倒した奈須勇樹[Gツダ]はその後全日本を制覇し、現在無敗の日本ランカーとして活躍中である。姜は最近試合間隔が開…

第2部第9試合・フェザー級6回戦/○仲村正男[白井・具志堅](1R0分48秒KO)ガーロン・シットガンパイ[タイ国]●

仲村は国体少年の部優勝などアマチュア2冠。インターハイでも2年連続で準優勝している。東日本のジムに所属しているが、大阪出身で今日は“地元凱旋”という事になる。対するガーロンは来日5回目。過去の来日成績は4戦全敗で、典型的な噛ませタイ人。 1R…

第2部第8試合・Sフェザー級6回戦/●新居健太[尼崎](判定0−3)小林克也[正拳]○

ここから6回戦の試合が続く。両者戦績は新居4勝(0KO)4敗1分、小林5勝(2KO)2敗。新居は神拳阪神ジムから移籍、これが昨年12月以来約8ヶ月ぶりのリングとなる。小林は今年4月に敗戦して以来の再起戦。 1R。小林が圧力かけてロープ、コーナーに詰めて…

第2部第7試合・Sバンタム級4回戦/●大林文範[尼崎](3R2分02秒TKO)山口伸也[陽光アダチ]○

両者戦績は、大林2勝(1KO)2敗1分、山口2勝(2KO)2敗。共に今年度の新人王戦を初戦敗退で落としてからの再起戦。 1R。両者強打中心で大味な打撃戦。序盤からクリーンヒット応酬するなど危なっかしい展開となる。大林が圧力かけて試合を動かそうとするが…

第2部第6試合・Sバンタム級4回戦/○安本祐太[尼崎亀谷](判定3−0)山本直[守口東郷]●

両者戦績は安本2勝(1KO)4敗、山本2勝(1KO)3敗。共に新人戦敗退後の復帰戦となるが、その新人戦で安本は、後に西日本を制した橋詰知明[井岡・バンタム級]からダウンを奪う健闘を見せた。 1R。山本はガード上げてブロッキング、パーリングで安本のジャブ…

第2部第5試合・バンタム級4回戦/●美馬翔太[尼崎亀谷](2R1分23秒KO)白川勇作[金沢]○

この試合は両者デビュー戦。 1R。両者なかなかのスピードを披露して潜在能力の程をアピールするが、デビュー戦の悲しさか全体的にぎこちないムーヴとパンチ。互角の攻防が続いたが、ラウンド後半になって守備力上位の美馬が優勢に立ち、右の強打でクリーン…

第2部第4試合・ウェルター級4回戦/○石橋正和[六島](2R2分13秒TKO)小倉雅弘[神拳阪神]●

両者戦績は石橋1勝(0KO)2敗、小倉未勝利6敗2分。 1R。小倉は相変わらずの“バーサーカー・スタイル”だが、2階級減量の影響か動きにキレを欠き、彼にしては迫力の無いフック、それも単発気味の攻撃にとどまる。石橋は、小倉が攻撃しながら不用意に接近…

第2部第3試合・ミドル級4回戦/○辻保裕[六島](判定2−0)金崎俊行[大阪帝拳]●

両者戦績は辻3勝(2KO)1敗、金崎3勝(1KO)1敗。辻は前年度の西日本ミドル級新人王で、西軍代表戦の敗戦後、10ヶ月ぶりのリング。金崎はその新人王戦の予選で辻に敗れており、今回はリベンジマッチという事になる。 1R。中間〜遠距離でジャブ、ワン・ツー…

第2部第2試合・フライ級4回戦/●長野憲次[尼崎](3R2分44秒TKO)長田瞬志[陽光アダチ]○

両者戦績は長野1勝(1KO)2敗1分、長田は未勝利1敗1分。この両者はちょうど1年前、このIMPホールの尼崎ジム主催若手興行で対戦、お世辞にも熱戦とは言えない内容で引き分けている。今回は、互いに己の成長ぶりを見せ付けて勝利を収めたいところだろう。 …

第2部第1試合・フェザー級4回戦/○黒本昭[尼崎](判定2−1)柳井育夫[大鵬]●

両者戦績は黒本1勝(1KO)無敗、柳井2勝(1KO)2敗2分。黒本は5/21のデビュー戦を秒殺KOで飾っており、実質今日が2度目のデビュー戦のようなもの。柳井は昨年の西日本新人王戦準優勝者だが、今年度は緒戦で思わぬ敗北を喫し、この日が再起戦ということに。 …

第2部・第27回尼崎スーパーファイトボクシング(尼崎・大阪帝拳共催)

第2部は尼崎ジム主催の若手育成興行。新人王戦敗退組を中心にした4回戦に加えて、西日本地区ではなかなかマッチメイクの難しい6回戦が珍しく4試合もラインナップされた。中でも注目は、昨年度の西日本新人王戦フライ級準優勝の金光が、復帰戦でいきなり…

第1部総括

試合前は期待感どころか不安だらけの日本王座決定戦だったが、三谷の力戦によって看板の名に恥じないクオリティになって一安心。健文の敗戦は大鵬ジムとしては痛恨事だろうが、興行そのものの成功は誇っても良いと思う。 前座では成長著しい中井の秒殺劇が出…

第1部第6試合・日本バンタム級王座決定戦10回戦/●《WBCバンタム級世界13位》健文・エスプロシボ・トーレス[大鵬](判定0−2)三谷将之[高砂]《WBC同級14位》○

両者戦績は健文が8勝(6KO)1敗、三谷は17勝(9KO)1敗。共に地元判定気味の世界ランカー戦でランキングを“強奪”し、その後の調整戦でも揃って今ひとつの内容と、臨戦過程とベルトを賭ける妥当性には大きな不安を抱えての王座決定戦となってしまった。この試…

第1部第5試合・フェザー級8回戦/○上原裕介[大鵬](判定3−0)川野正文[大阪帝拳]●

両者戦績は上原10章(4KO)3敗1分、川野7勝(2KO)3敗1分。上原は昨年来、やや慎重に相手を選びつつも日本人A級ボクサーを相手に負傷ドローを除いて3連勝中。川野は4月に1年数ヶ月ぶりの復帰戦を勝利で飾ってA級昇格を果たした。今回が初の8回戦とな…

第1部第4試合・Sバンタム級8回戦/○中井五代[大鵬](1R2分52秒TKO)浜田陽介[大阪帝拳]●

両者戦績は中井6勝(4KO)3敗2分、浜田5勝(1KO)8敗3分。中井は3月にタイ遠征を経験し、世界ランカーのナパーポンと対戦(5RTKO負け)して以来のリング。浜田は既に6回戦で2勝しており、これが初の8回戦。 1R。中井が抜群のハンドスピードでワ…

第1部第3試合・ライト級契約ウェイト(60kg)8回戦/●川波武士[大鵬](8R2分04秒TKO)坂井允[鈴鹿ニイミ]○

両者戦績は、川波7勝(4KO)1敗1分、坂井7勝(5KO)5敗。川波は昨年7月から4連勝中で、僅か1年弱でC級からA級への昇格を果たしている。今回は初の8回戦で、ランカー以上を目指す上でも重要な試金石となる。坂井は6/10阿倍野で大沢宏晋[大星]との一戦…

第1部第2試合・フェザー級4回戦/○大堀晃司[井岡](2R1分00秒KO)片山恵司[大阪帝拳]●

第1部第1試合・Sフェザー級4回戦/○人見真太郎[大鵬](3R0分56秒TKO)谷大渓[進光]●

第1部「ドラマチックボクシング」(大阪帝拳主催・大鵬ジム試合提供)概要&雑感

第1部は、池原信遂[大阪帝拳]のベルト返上に伴う日本バンタム級王座決定戦をメインに、大鵬ジムのA級選手3人も出場して、IMPホール興行としては豪華なマッチメイクとなった。如何なる事情かチケット前売所が事実上大鵬ジム1箇所で、プレイガイドでの…

IMPホール昼夜興行(日本B級王座決定戦他)

昨年に引き続いて8月最後の日曜日に開催されたIMPホール興行。今年は尼崎ジム主催の若手育成興行に加え、王者のタイトル返上により急遽挑戦者決定戦から変更された日本バンタム級王座決定戦がラインナップされて昼夜2部制に拡大。“日本タイトル不毛の地”で…