駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

ダイナミックボクシング(進光ジム主催)

年2回、府立第2で開催される進光ジム主催興行。この秋は坂本裕喜のOPBFタイトル挑戦がメイン、そして“特別ゲスト”として世界ランカー・中島健[Gツダ]の調整戦がセミに組み込まれた。坂本の挑戦者資格の妥当性など異論をいくつか挟みたくなるマッチメイクではあるのだが、招聘された選手のランクは相当なもの。スカイAがCS中継を放映するとはいえ、平日夕方に身内・後援者中心の客層・客数(主催者“大本営”発表で観衆1000)でひっそりと実施するには勿体無い興行だった。
今回の興行の課題としては演出面が挙げられるだろうか。メインイベントの前にあった後援者(坂本の勤務するホストクラブのオーナー)の挨拶や、ラウンドガールの本業(?)であるダンス披露といったイベントが蛇足でありしかも準備不足であった事、そしてOPBF王者ウェートを含めた外国人選手の入場にテーマ曲を流さず、非常に間の抜けた入場シーンになってしまった事の2点は明らかに失敗だった。折角のタイトルマッチなのだから、会場全体の雰囲気を盛り上げる努力はいくらしても惜しくないはずである。
もっともこの辺は「地方ジムの興行だから仕方ない」と言える範囲の事ではあるのだが、些細な事でも改善出来る所から改善して欲しいという願いもこめて、特に指摘させて頂く事にする。


※詳細な観戦記は後日更新。
※手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)の2種類を併記します。公式ジャッジの採点方針は「A」と「B」の間ぐらいとお考え下さい。