駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第3試合・Sバンタム級4回戦/●三宅祥平[京都拳闘会](2R1分27秒KO)辻彬宏[江坂]○

両者戦績は、三宅が勝ち負け無しの1分、辻は1勝(0KO)1敗。三宅は5/26のデビュー以来の2戦目、辻は昨年4月以来1年4ヶ月ぶりの試合。
1R。互いに接近戦を挑むが、動きが噛み合わずにいきなりクリンチの連続。辻が先手で手数を振るい、ヒット数でも僅かにリードしたが決定的な場面は無し。三宅も戦意は高いが、採点上の評価に繫がる動きではない。
2R。このラウンドもクリンチが多い膠着戦。密着状態でショートブローを打ち合う展開だったが、三宅が粗い動きの連打で仕掛けた隙に、辻が右フックをクリーンヒットを決めてノックダウン。三宅は効かされて動かない体を預けるように渋太く抵抗したが、辻の左の追撃を浴びて力尽き2ノックダウン負け。
序盤からクリンチだらけの膠着した試合。まともなボクシングをしている時間が余りにも少なく、技術的な部分を語れるほど内容が無かったのは残念。現状は無いものねだりだが、両者とも器用さが欲しい。