駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第4試合・フェザー級4回戦/●高山剛志[進光](3R0分59秒KO)松田雄大[SFマキ]○

両者戦績は高山が未勝利1敗、松田2勝(0KO)2敗1分。高山は4/10のデビュー以来の2戦目、松田は今年1月以来6ヵ月半振りの試合。
1R。高山は正攻法のワン・ツー中心の試合運びも、松田がガードを下げつつも軽快な動きでこれを捌き、ステップワーク軽やかにジャブ中心の反撃。共にヒット数は少なく、高山のアグレッシブさか、松田の主導権を伴う反撃か、微妙なラウンド。
2R。松田が積極的に右のジャブ、フック、左ストレートで攻勢。高山の反応鈍いブロッキングの穴を突いて有効打連発。高山はボディブローを集めるが、こちらは松田のブロックに阻まれる。松田は技術面での優越が明らか。
3R。高山はこのラウンドもアグレッシブに攻めるが、松田に巧く捌かれてしまう。そこで焦って拙攻に及んだ所を松田は見逃さず右カウンターで迎撃、ノックダウン。高山は立ち上がったが完全に効いており10カウント。
松田が余裕を持った試合運びで完勝。守備面に甘さ残るが、今日のレベルの相手では子ども扱い。ジャブ、フックからのストレートのコンビネーションにはセンスを感じた。これで強い相手と当たった時にどこまでやれるかだが。
高山はガードを上げるようになったが、相手のパンチに合わせてのブロッキングが下手で相手のパンチをしこたま貰ってしまった。現状は4回戦でも下位クラスの地力。