駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第1部第1試合・フライ級4回戦/○加藤毅[ヨシヤマ](3R1分28秒負傷判定3−0)福留宏行[井岡]●

両者戦績は加藤2勝(1KO)1敗、福留1勝(0KO)1敗。加藤は実績不足で新人王戦にエントリー出来なかったが、1月、5月と連勝中。福留は6/4に新人王予選で敗退して以来の試合。
1R。強めのジャブ差し合いで幕開け。この攻防は福留がややリードするが、加藤は左フックをクリーンヒットさせてペース掴むと、左フック、右ストレートの連発で有効打重ねて大差リード。福留の抵抗は弱々しく映る。
2R。加藤はこのラウンドも強引なフック中心の攻めで手数勝ち。福留は攻め疲れした加藤にショート連打を浴びせるが、ここをクリンチで凌いだ加藤は力を振り絞っての攻めを見せ有効打で圧倒。
3R。ゴツゴツした打撃戦。加藤の左フックと福留の右ストレートの打ち合い。ほぼ互角の状況だったが、福留が2Rにバッティングで負傷した傷が酷くなりドクターストップ。
公式判定は野田30-27、半田30-28、大黒30-28の3−0。駒木の採点は「A」30-27「B」30-28でやはり加藤優勢。
加藤が強打攻勢で自分のペースを掴んで完勝。ただ2R途中でスタミナ切れとなるなど、以前からの不安材料も積み残したまま。パンチ力は4回戦上位級で、これを活かせる身体能力を身に付けたい。
福留は今日もジャブ、ワン・ツー起点にペースを掴もうとしたが、全体的にパワー不足で強引に攻められると印象度で見劣ってしまった。強打を磨く事がこれからの課題か。