駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-09-10から1日間の記事一覧

第2部全体の総括

カタカナだらけの対戦相手を見た時にはどうなる事かと思ったが、大番狂わせも含む奮戦もあって、前座から内容の締まった興行になった。第1部と同様、ホーム側の選手が苦戦・敗北したが故の盛り上がりと言うのは、大阪帝拳側にとっては痛し痒しだろうが。 た…

第2部第6試合・フェザー級契約ウェイト(56.0kg)10回戦/○坪内達哉[大阪帝拳](8R終了TKO)宇野寿修[岐阜ヨコゼキ]●

メインは大阪帝拳アマ・エリート組の有力ホープ・坪内達哉が登場。個人的にも「あしたのボクシング2」に推薦記事を書かせてもらったので頑張って欲しいところ(笑)。今宵の相手は、元バンタム級ランカーの宇野寿修(スナオ)。 坪内はプロ戦績6勝(2KO)1…

第2部第5試合・バンタム級8回戦/○山口賢一[大阪帝拳](判定3−0)小島宏樹[エディ]●

セミファイナルは山口賢一の日本ランカーとして初の試合。この日が初の8回戦となる小島宏樹を迎え、いきなりのランキング争奪戦を受けて立つハイリスクな試合となった。 その山口は8勝(1KO)1敗2分の戦績。今年6/11の熟山竜一[JM加古川]戦で勝利し、現在…

第2部第4試合・フライ級契約ウェイト(109p)8回戦/●疾風明浩[大阪帝拳](2R2分21秒KO)アルフレッド・ナダル[比国]○

疾風明浩(はやて・あきひろ)は、李明浩がこの日から改名したリングネーム。B級デビューから2勝(1KO)無敗の戦績でこの日が早くもA級緒戦となる。今回は対戦相手の意向でフライ級契約だが、計量ウェイトは49.0kgで、本来はミニマム〜Lフライ級の選手。 …

第2部第3試合・ライト級6回戦/○高瀬司[大阪帝拳](1R1分39秒KO)ピチットチャイ・ブーンポーガン[タイ国]●

こちらも本日B級デビューを迎える高瀬は沖縄尚学高校出身。アマ戦績51勝12敗、2年前のインターハイで8強進出の実績がある。そんな彼のお相手を務めるピチットチャイは来日2戦、いずれも2RKO負けというムエタイ兼業の選手。“噛ませ”という言葉を使う…

第2部第2試合・Sバンタム級6回戦/○宮崎勇太[大阪帝拳](判定3−0)モンコンノイ・プラクラハーン[タイ国]●

龍谷大ボクシング部出身・宮崎勇太のB級デビュー戦。プロキャリアのいきなりから無名のタイ人、しかも明らかに階級が下(当日リミットより900gアンダー)の選手が相手というのは如何なものかとも思うが、まずはプロのリングに馴染む事を先決としたか。ちな…

第2部第1試合・Sフェザー級契約ウェイト(58.0kg)4回戦/△株丹千秋[エディ](判定1−1)平野英治[八尾]△

両者戦績は株丹2勝(1KO)1敗1分、平野2勝(2KO)5敗。共に新人王予選を緒戦で敗退しての再起戦で、特に平野は後に西日本制覇を果たした山本敏充[江坂]と当てられる不運を被っていた。 1R。平野は3分間ノンストップで強振、強振。パンチは左→右→左→右の…

第2部「ドラマチックボクシング」(大阪帝拳主催)概要&雑感

第2部は大阪帝拳ジム期待の新鋭と本日B級デビューを迎えるアマ・エリートが揃い踏みしたフレッシュな顔触れ。ジム頭の池原は世界挑戦準備のために別路線、副将格の中村はタイトル挑戦失敗、国重はタイトル挑戦者決定戦へ向けて調整中……というタイミングと…

第1部全体の総括

露骨なダルファイトも無く、ダブルメインの2試合は対戦相手の奮闘でなかなかの内容に。全体的なクオリティも合格点で、これなら3000円分の値打ちは十分にある。 しかし、ヨシヤマジムの興行で内容が良い時は、決まって吉山と松本が負けるか苦戦してるかとい…

第1部第6試合・Sライト級10回戦/○松本憲亮[ヨシヤマ](判定2−0)松信秀和[宮田]●

ダブルメイン2試合目は、ヨシヤマジムの中量級部門のエース・松本憲亮が登場。16勝(13KO)3敗2分と数字上の戦績は勇ましいが、噛ませタイ人に不覚のKO負けを喫したり、日本下位ランカークラスには地元判定に救われての辛勝を繰り返したりと、いつまで経っ…

第1部第5試合・Sフライ級契約ウェイト(51.5kg)10回戦/●吉山博司[ヨシヤマ](判定0−3)孫正五[韓国]○

ダブルメイン1試合目はヨシヤマジム軽量級エースの吉山博司が登場。戦績は15勝(7KO)3敗、現在OPBF東洋太平洋Sフライ級10位、日本同級7位のランキング保持者である。今年に入ってからはタイ人相手の調整戦が続いているが、日本下位ランカー級の相手とは互…

第1部第4試合・フライ級契約ウェイト(50.0kg)8回戦/○松下泰士[ヨシヤマ](2R2分09秒KO)マナチャイ・シットサイトン[タイ国]●

松下は8勝(2KO)1敗1分の戦績。05年の新人王戦では優勝候補に推されるも敗退、しかしその後に技術を高度に洗練させて今や立派な8回戦選手に成長を遂げている。今日は初のタイ人相手に軽く腕試し、といったところか。 一方のマナチャイは今年6/11(1RKO…

第1部第3試合・ライト級6回戦/○竹ヶ鼻亮二[進光](判定3−0)高橋秀鎮[江坂]●

両者戦績は竹ヶ鼻4勝(1KO)7敗2分、高橋5勝(3KO)1敗1分。この試合は6/10の再戦で、前回の試合は序盤劣勢だった竹ヶ鼻が逆襲に転じた矢先、パンチによる出血のためTKO負け……という消化不良の内容だった。今回は内容・結果共にハッキリ白黒つけたいところ…

第1部第2試合・Sフェザー級契約ウェイト(57.5kg)4回戦/●佐々木勝之[守口東郷](1R2分08秒TKO)真木大作[JM加古川]○

両者戦績は佐々木3勝(1KO)2敗、真木1勝(1KO)無敗。両者今年の7月に試合をこなしており、短いインターバルでの試合となる。 1R。いつも通りガードを下げた佐々木に、ロングレンジから真木が基本に忠実なジャブをビシビシ決め、ロープに詰めての右ストレ…

第1部第1試合・フライ級4回戦/○加藤毅[ヨシヤマ](3R1分28秒負傷判定3−0)福留宏行[井岡]●

両者戦績は加藤2勝(1KO)1敗、福留1勝(0KO)1敗。加藤は実績不足で新人王戦にエントリー出来なかったが、1月、5月と連勝中。福留は6/4に新人王予選で敗退して以来の試合。 1R。強めのジャブ差し合いで幕開け。この攻防は福留がややリードするが、加藤…

第1部「第8回南国奄美HABU FIGHT」(ヨシヤマ&大阪帝拳共催)概要&雑感

第1部はヨシヤマジムの定期興行。今回もジム頭の吉山博司と松本憲亮がダブルメインに出場し、もう何度目か分からない“東洋&日本タイトル前哨戦”に臨む。噛ませタイ人との対戦ばかりが目立つこの2人だが、年に1〜2回は日本下位ランク相当の選手ともリス…

IMPホール昼夜興行

先々週に日本王座決定戦と若手興行があったと思ったら、またもIMP昼夜興行。第1部にヨシヤマジム、第2部に大阪帝拳主催の興行が行われ、両ジムのA級選手たちによる、東洋・日本タイトルやランキング奪取に向けての前哨戦・調整戦が実施された。以前な…