駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第5試合・ミドル級4回戦/○庄司卓司[大星森垣](2R0分36秒KO)鳥居文彦[進光]●

両者戦績は庄司1勝(0KO)2敗、鳥居1勝(0KO)1敗。2人とも、今年度新人王戦でミドル級の準決勝進出者。
1R。庄司は恵まれた体格を活かしてアグレッシブに圧力をかけてゆく。手数、手数で押しまくり、左ジャブを起点に有効打重ねて優勢。鳥居もラウンド序盤から右フックを狙い撃つなど、技術を感じる攻めでヒット奪っていたが、守勢に回らされた。
2R。このラウンドは鳥居がアグレッシブに逆転を狙う。左フックを連発して一時は攻勢に立つが、これは庄司も望むところ。力任せの反撃で主導権を奪い返すと、オープン気味の左フックで鳥居を吹き飛ばすようなノックダウン。鳥居は立ち上がるが、そこへ庄司はすかさず連打を打ち込んでレフェリーストップを強奪。
ミドル級らしい大味な打撃戦。庄司は荒っぽい所を見せつつも、今日はパワーだけで押し切った形。ただ、相変わらず下がり気味で緩いガードが目に付き、勝ってなお今後に不安が残る。
鳥居は持ち前のテクニックを発揮する前に力技で試合を持って行かれた感。今日は殆ど実力を発揮出来ず、悔しい敗戦となった。