駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第7試合・ウェルター級8回戦/●向井賢治[アポロ](1R2分28秒TKO)近藤拳志[風間]○

両者戦績は向井7勝(4KO)11敗、近藤7勝(4KO)6敗。36歳の向井は03年12月以来、2年9ヶ月ぶりのリング。近藤はエディジムからの移籍組で、試合は2/5に如月紗那[六島]に惜敗して以来となる。
1R。向井はブランクの影響が明白。攻守共に中途半端な動きで、とても8回戦のレベルに達していない。これに対して近藤はジャブ、ストレート、上下への左フックで自在の攻め。有効打を重ねて一方的な展開に持ち込み、最後は自分で決めたい所で決めるぞ……というような気合の入った攻勢でレフェリーストップを勝ち取った。
近藤が“現役”の実力を見せ付けて完勝。翌日の結婚式に大きな手土産と無傷の顔で臨む事になった。人生最良の時を自らの演出する会心の勝利。
向井はブランクで動き鈍く、残念ながらボクシングの試合として成立させられなかった。